2010年12月29日水曜日

「Atonement」



2007年の確か今頃に観た作品が
クリスマス期間にテレビで放映。

なんとなーく観始めたはずが、
ほろほろと泣いてしまった。

前回観た時は、
あいたたたた~くらいだったのに。


原作者Ian McEwanの
その他の映画化されている作品は、
やはり、よくも悪くもこころに残るものばかりで
(Enduring Love,The Cement Garden)

その他の作品も映画化される前に読んでおこう、
2011年の目標に、なんて思うのでした。

2010年11月29日月曜日

「Chico & Rita」



最近、
まったくもって時間が無い。

そんな中、相方の希望で観た映画。

相方、アニメーション嫌いなはずなのに、
レビューが良かったから、だって。

私は、
アニメーションとしたら
「イリュ-ジョニスト」の方が好きだけれども、
音楽はとても良かった。

ストーリーはあるかな?ないかな?
のラブストーリー。

2010年11月18日木曜日

Weltmeister

昨晩、スイスから帰国。

最近、ぜんぜん時間が無くて、

ちょっとした文章でも、
書くのにものすごく長い時間を費やす私は、
ブロクを書ける時間が無い。

でも、
どうしても書いておきたいこと。

フォーミュラ1、
Vettleが最年少でチャンピオンになりましたあ。

私たちは
旅行中であるにもかかわらず、
このアブダビ戦をテレビで鑑賞できるように
旅行の予定をたてていて、
スイスのバーゼルのホテルで鑑賞。

昨年から、
なんとなく気になっていたドイツ人のVettle。

今年は、チャンピオンが最終戦まで決まらない、
4ドライバーが、優勝の可能性があり、
最終戦まで楽しめました。

個人的にはVettleが
優勝して欲しかったのだけれども、

たとえ彼が、
ポールポジションから1位のまま終わったとしても、
アロンゾが5位以内に入る可能性はとても高く、
無理かなあ、、と思っていたけれど。

ものすごいどんでん返しでした!

1位でレースを終了して、
ワールドチャンピオンも手にしたフィナーレも最高。

私たちはドイツ語圏のスイスにいたため
ドイツのニュースでは、
ものすごく大きくとりあげていましたが、
ドイツ語わからず。残念。

レース用のスーツから普段着になると、
ものすごく普通の23歳の男の子、
来年もがんばれー。

あと、2週間くらいは
Vettleが優勝を知った時の映像で泣けそう。

2010年11月10日水曜日

ECOVER

 
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これがわたしの
Ecoverコレクション。(?)

このEcover、
自然の素材で作られている、
他の会社の製品のように、
臭いが人工的だったり、キツすぎない、
と、
いう事の他に
わたしが一番気に入っている理由は、
使い切ったら、
中身だけ購入できる
と、いう事。

ここ数年で、
自然食品の店やファームショップもものすごく増え、
詰め替えできるお店をところどころで見かけるようになりました。

でも、どれだけのヒトが
詰め替えして、ボトルを再利用しているのかな?
限られたお店だけではなくて、
もっともっと広くいろいろなお店で
詰め替えできれば良いのにと、思う。

そして、
もっといろいろなものが、
こうして詰め替えできるようになればいいのに、と思う。

左側の食器用洗剤のボトルは
もう、かれこれ4年くらいは使っていて、
若干キタナイ。








2010年10月25日月曜日

こころがおちつかない

本日、
昨日叔父が亡くなった事を知らされる。

叔父とは、
直接血縁関係は無いけれど、
わたしは、叔母と仲が良く
叔父が病に伏した2年前からは
日本へ帰国するときは
叔母たちの住む富山へも
足を運ぶようにしていた。

叔父の顔を見ることだけではなくて、
叔父の身の回りのことを
手伝っている叔母の
少しの気分転換になれば良いな、と。

叔父の病状は
「良くなること」は望めず、
砂時計の砂が
少しずつ減っていくのを
見ているような感じだった。


私が不安定な10代だったころ、
彼らは神奈川に住んでいて
泊まらせてもらったりしていたとき、

初めて車を買ったとき、

私生活と仕事のぐちゃぐちゃに疲れて
富山へ遊びにいったとき、

北陸のめちゃめちゃおいしいお鮨を
初めて食べて感動したとき、

そこには、叔父がいた。


それらの日の私は、
今日という日が来ることを
思いもしなかった。

その日々から
だいぶ年をとって

仕事柄、私は
人の死というものに、
常に触れているけれども

いつも、
こころの隅に
しこりのような、
痛みのようなものを感じる。

昨日、居た者が、
今日には、もういない、
もう会える事は2度と無い。

これは、
ヒトとして当たり前の事なのだろうと思う。
そして、
死にどれだけたくさん出会っても、
自分が死ぬときまでも
それに慣れることはないのだろうと思う。

仕事を始めたばかりの頃、
「死」はなるべく見たくないと思っていた。
でも、
今は、
だいぶ歳をとって、

死は生に含まれているものだと。

(ノルウェイの森にも
 確かそのような事が、
 書いてありましたね。
 今は、ほんとうにその言葉の意味がよくわかります。)

すべての息をしているものには
息をひきとる日がくるのだと。

だから、ヒトや動物に出会い、
わたしも相手も生を受けている間に、
どれだけの事を共有できるだろう、
できれば、それは
痛みや傷や苦しみや憎しみよりも、
優しさや、暖かさや、笑いである方がいいなと思う。

2010年10月20日水曜日

「Gods and Monsters」



大好きな作品のひとつ。

英国ではたびたびテレビで放映されていますが、
先週、ものすごく久しぶりに再鑑賞。

日本では、当初、
ヴィデオ(と多分DVD)のみの公開でしたが、
この映画のファン(の要望?)によって
銀座の映画館で公開されました。
(たしかテアトル西友)
しかしレイトショーだけ、
確か、1週間ぐらいのみ。

当時、藤沢市に住んでいたけれど、
もちろん、観に行きました。

調べてみたら、
ヴィデオリリースの前に
2000年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に
出品されたようです。

個人的に、
この作品は
ハリウッド映画でも、
ものすごく上出来だと思うのだけれども、
どうして、日本では大きく公開されなかったのだろう?
とても残念。

「フランケンシュタイン」、
「フランケンシュタインの花嫁」の
映画監督ジェームス ホエールの晩年を扱ったお話で、

彼の戦争体験と、
昔の恋人たちと(彼は同性愛者)
フランケンシュタインと、死と。

こう並べると、
暗い語彙達だけれども、
ぷすっと笑ってしまう会話がちりばめられていて
その明暗がとても良い。

そして、
雨の中を歩くブレンダン フレーザーから
エンディング へは、
悲しくて暖かい。

良い作品を観ると、
ああ、やっぱり映画っていいなあ、と
しみじみと思うのです。

2010年10月3日日曜日

Harvest

 
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これが、
うちの庭からの今年の収穫。

って言っても、
林檎と梨と葡萄は
以前のこの家の持ち主が植えたもので
家の内装に忙しかった私たちは何もしていない。

俵万智さんの短歌で
「親は子を育てたというけれど勝手に赤い畑のトマト」
っていうのがあったけれど、
ほんとうに、勝手に実ってくれました。。。。

Runner Beans は、
やっぱり少しでも家庭菜園を始めたい、と、
少し遅れて8月の下旬に種をまき、
先週末ぐらいから
ちょうど良いサイズになってきました。

私の「もう、食べごろ!」と言うのを
相方は「まだ!」と、言い続け
週末にやっと夕食になりました。

Runner Beansを
わたしは日本で見たことがなく、
英国では夏から秋にものすごく出回るので
ヨーロッパの野菜と思っていましたが、
日本に住んでいる方のブロクで
赤い花をつけるインゲン、紅花インゲン、とあり、
あれ?
うちのRunner Beansの花も赤かった、と
調べてみると
Runner Beans は紅花インゲンでした。


さて、
インゲンは
いくらでも食べられるとして、

林檎は、ジャムやチャツネーやケーキ、パイに。
洋ナシもたぶんケーキやパイに。

相方は生の果物を食べられないので、
こんなに沢山どうしよう?というかんじです。
(庭にはまだある。)

お隣さんも、キッチンに林檎が山積みだったから、
いらないだろうし。
相方両親宅にも林檎の木があるし。

葡萄はどうすればいいのだろう?

籠猫

 


あら、須磨塩
バスケットの中でテトリス状態。
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2010年9月29日水曜日

階段の壁塗り。

 
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週末は、
F1と労働党の党首選挙の結果を
気にかけながら、
(うちは労働党ではないけど。)
階段付近の壁の色塗り。

以前の持ち主は
白にしていたけれど、

どうも、
白一色ってのは味気ないし、
ちょっと寒い感じ。

相方の意見は
明るさを求めて「白」。
(今のままで、いいんじゃん。)
で、なければ
リビングルームとダイニングルームと同じ色。

私は、もっといろいろな色を
使いたかったけれど、
大胆になれずに、選ぶ色は
リビングルームと同じ系統の色。
なら、
同じ色でいいか、と。

長ーい梯子と足場を作っても、
私が届く場所は限られていて、
私の仕事はあまり無し。

須磨塩は
猫らしく、高いところで嬉しそう。

Gas fireplace and Chimney sweeper

 
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こんな写真アップしてもねえ、
と、思いつつ
あとで見直すと結構楽しいから。
術前 術後 みたいに。

家にある3つの暖炉のうち、
2つは、以前の持ち主が素敵なものをインストール。
残るひとつは、以前の持ち主曰く、
「もう、長ーい間、使っていない」という、
ダイニングルームのガスの暖炉。

使うとしても、安全度は?だし、、
雰囲気がぜんぜんマッチしていないし、、
このガスファイアの後ろに何があるかも知りたいし、
(古い家の場合、掘り起こしてみると、
 きちんとした暖炉があったりする。)
で、
処分することに。

ガスの専門家に来てもらって、
ガスを止めてもらうつもりが、
「もう、止まっているよ。」との事で、
作業はあっと言う間に終了。

その後、
ちょうど良いタイミングで
煙突掃除屋さん(Chimney sweeper)が現れる。

夏の間に鳥が巣を作ったりしているので、
秋口、本格的に使う前に
煙突の掃除が必要。

彼が現れたとき、
私と相方の頭にはメアリーポピンズの
チムチムニーチムチムニー♪が流れていて、
相方は、歌って踊ってくれるのも期待していたよう。(???)

煙突掃除屋さんって
きっと、たくさんの人に、
歌って踊ってくれるのを期待されているんだろうなあ。(?)

巨大な掃除機と、
円形のブラシ、

私も相方も初めて見るので、
興味津々。

これで、
2つの機能している暖炉は使用できる!

2010年9月23日木曜日

富山からこんにちは。



叔母が送ってきた
蛙の写真。

あまりにもかわいいので。

日本はまだ、
暑い日が続いているようで
叔母が朝夕、庭の花に水をまき始めると、
縁側の下に住み着いている蛙が
こうして顔を出して、
「水をくれ~」と、おおきな口を開けて待っているんだって。
(口を開けている時は
 水まき中なので、
 ホースを持って写真は撮れなかったそうですが。)


今日は、
思いがけない出会いが
幾つか重なって、

ここ数年、
超自然的な事とか、
運命とか、セレンディピティーとか、を、
思ったり、信じたりしなくなってきていたけど、

今日は、
そういうこと全部、信じることができそう。

満月のせいかな。

2010年9月22日水曜日

Loretta Lux




ときどき

作品集を開いて
私を
ちがう世界へ導いてくれる
アーティストのひとり、

Loretta Lux。

彼女の作品との出会いは
4,5年前、
叔母とイタリア フィレンツエを旅をしていた時。

叔母も私も、
美しい本や、画集、絵本が好きなので
良い作品がないかな?と、
立ち寄った本屋さんで出会いました。
(でも、私は立ち見読み、図書館派。
(旅行、引越しばかりをしていたから))

本屋さんで、
しばらく眺めていて、
立ち見読み・図書館派のわたしが、
欲しくて欲しくて
欲しくてたまらなかったのですが、

イタリア語、、、。

アーティストについての詳細を読めない、、、。

で、
英国へ帰国してから
英語のものを購入。
(厳密には相方からのプレゼント。
 相方は「怖い」と言う。)

でも、
今はこうして
インターネットでいくらでも情報を入手できるから、
叔母との旅行の思い出として、
イタリア語でも良かったのかもな。


静寂と
孤独と、
強さと。


私は
彼女の作品の、
空や緑が好きなのですが、
検索をしていたら、
新しい作品として、
猫のいる作品を見つけたので、
思わず。

2010年9月20日月曜日

Cambridge&Suffolk

 
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この写真は、
私の大好きなデイビット ミッチェル
(作家じゃなくてコメディアンの方)
の母校 ピーターハウス。

このピーターハウスは
こじんまりしているけれど、
ケンブリッジの大学の中でも
最も古くて1284年創立。

1日目、
天気も良くて、
私たちはケンブリッジ名物の
ボートに乗りました。

船を漕いでくれたお兄さんの
(お兄さんって言っても、
 9月から大学が始まるって言っていたぐらいだから
 明らかにものすごく年下ですが。)
それぞれの大学のエピソードの説明も良かったのだけれども、
お兄さん、
橋に頭をゴツン!とぶつけてしまい、
「こんなこと初めてだあ!」と叫んでいました。
(痛たたたた。)


しかし、
ケンブリッジの街中には、
あんまり地元が売り!の個人レストランが少なくて、

うん、
まあ、私たちがバースに住んでいて、
バースって町の規模に比べると
レストランやお店が多くて、
個人経営の店も多いから
仕方ないなあ、なんて思っていたら、

ケンブリッジ滞在中に、
新聞に
「英国で
 チェーン店ばかりが立ち並ぶ町
 ワースト1にケンブリッジ」という記事が
記載されていました。

ああ、そういう事だったのね。


そして、3日目は
サフォークへ。

インターネットで見つけた電気屋さんと、
西暦625年に埋葬された
イースト アングリアの王様のお墓と言われている
Sutton Hooへ行ってきました。

日本で言う古墳のようなもので、
はるか昔に世界中で、
似たような形で権力者が埋葬されていたと思うと、
不思議ですね、
人間って。

そこで発掘されたものは、
現在,大英博物館で保管されているそうなので、
今度は、大英博物館へ行かないと。

ダイニングルームライトをインストール。

 
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「ケンブリッジ&サフォークへ行く!」
と、
言うと、
皆同じように、
「サフォーク???」
という顔をする。
(確かに、目だった観光地じゃないしね。)

なぜ、
サフォークへ行きたかったか、というと、
インターネットで
素敵なライティング(lighting)のお店を見つけたから。

オンラインで注文する前に、
どうしても実物を見ておきたかったので。

ショールームは
ライトもアイロンワークも
ソフトファニチャーも生地もすべて展示してあって、
思っていて以上に、
素敵でした。
雰囲気もサービスもとても良かった。

で、
週末に早速
購入したペンダントライトをインストール。

日本で新しいライトを購入したときは、
ワンクリックで設置できたけれども
(全てがそうではないのかもしれませんが、、)

こちらでは
どうやら、配線も、
天井に穴を開けるのも
私たちの仕事。


あまり高くない私たちの家の天井に
ペンダントライト(吊り下げ型)はどうかなあ~とも
思ったけれど、

ライトを変えただけで、
雰囲気がぜんぜん違う!
温かみが出て、
なんとなくcosy、居心地が良くなりました。


しばらくの間、
家全体の電気配線のチェックのため、
電気屋さんが出入りしていたので、
家の改装は停滞していたのですが、
やっと終了して、
改装再開!

2010年9月16日木曜日

「Metropolis」



4泊5日でケンブリッジ&サフォークへ。

英国で暮らし始めた最初の3年、
とにかく英国中(とヨーロッパ中)を
旅してまわったけれども、

何故か足を踏み入れていなかった
イングランドの東部。

ついに訪れてみました。

で、
ホテルでは
「Bedazzled」(邦題;悪いことしましょ)
「Cat woman」
「failure to launch」
「Italian Job」
といったアメリカの映画をぼんやりと観る。

ケンブリッジには
バースのリトルシアターと同じ系列の
小さな映画館があり、
そこで、
「Metropolis」を鑑賞。

1927年、
ドイツ、Fritz Lang監督による作品。

1927年、
世界公開時に、
興行的、政治的な理由で
1時間半分カットされ、

80年後の2008年、
ブエノスアイレスで
現存するこの作品のフィルムよりも、
30分長いフィルムが見つかり、

念入りに再建され、
デジタルによって復元された作品です。

2010年、
SF映画や、CG、
特殊メイクには見慣れてしまっていて、

笑ってしまう場面もたくさんあるのだけれども、

1927年、
観客はどんな感想を持ったのだろう。


そして、
私は、
ジョージ オーウェルの「1984」の世界や
高架橋がたくさんの東京と
たびたび
イメージが重なりました。
(吉原 もあるし。)

「1984」が書かれたのも、
東京が高架橋だらけになったのも、
ずっと後の事、なのだけれども。

ちなみに、
手塚治虫さんの
「メトロポリス」とはちがうお話。

2010年9月9日木曜日

「To Kill a Mockingbird」




邦題は「アラバマ物語」。

2年くらい前に
DVDで「カポーティ」を観て、
カポーティの友人が
「アラバマ物語」の作者ハーパー リーで、
作品の中で「アラバマ物語」について、
ちょっこーと触れており、

英語圏では
この「アラバマ物語」、
小中学生の教材としてよく使われるそうで、

では、読んでみようと。(英語版)

映画を観たほうが早い、
と、
思いつつ、
相方は、
私が読み終わるまでは
レンタルの注文をしない、と言い張り、
半年くらい前に、
長い時間をかけて、やっと読み終わる。

で、やっとDVD鑑賞。
理解出来ていたのかどうか
ストーリーの復習!

1930年の後半、
黒人差別の激しいアメリカ南部の
閉鎖された村で夏を過ごした兄妹(きょうだい)の
出来事と、
子供の視点から見た、
閉鎖された田舎の村、
黒人や障がい者に対する差別について
描かれています。

差別はいけない事。と、
言うことは簡単だけれども、

わたしは、

誰のこころにも、
「差別をする」って思いが潜在的にでも
あると思う。
その思いに対して、
どのように対峙するかは、
それぞれの人の経験や、
教育、
家庭や生活環境によると思う。

この作品の原作が
小中学生の教材に使われるのは、
もっともだと思いました。


ちなみに、
最初のイメージ画像が、
初版本のカバー絵。
レターも
色使いも良い。

2010年9月7日火曜日

Red sky in the morning;

 
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英国で

朝焼けの話をすると
たびたび聞くことのある言伝え。

Red sky at night, shepherds delight;
Red sky in morning, shepherds' warning.

調べてみたら、
羊飼い ではなくて
船乗り バージョンもあるようで、

でも、
英国では羊飼いが主流のよう。
(私は、サマセット、サマセット近郊(農業が盛ん)
 での生活が長いので
 羊飼い バージョンしか聞いたことが無いのですが、
 海の側で暮らしたら、
 船乗り バージョンが主流なのかもしれません。)

この写真は
9月4日 土曜日の朝、
6時半ぐらいに撮りました。

羊飼いの言伝えは的中で、
その日は雨降り。


それから、
こんなふうに
牛がかたまって休みだしたら、
雨が降るとも言われています。

 
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これも的中率高い。
(2年くらい前に撮った写真ですが、
 この日もその後雨になった。)

でも、
不思議なことに、
牛たちは雨降りの前には一休みするけれど、
雨の中では平気で草を食んでいたりします。

2010年9月2日木曜日

夏がちょっこと帰ってくる。

 
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ここ2,3日
暖かい日が続いています。
(さすがに朝と夜は寒くなってきたけれど。)

すまじを は、
庭でこんなかんじ。

警戒心まったく無し。

2010年9月1日水曜日

それこそ紙の無駄では??

ヴィザの申請に伴い、
毎回必要なモノのひとつ
銀行の明細書。

私は、2005年からオンラインだけにし、
紙による明細書の受け取りは拒否していたのだけれども、

ヴィザの申請には
過去3ヶ月分の、
プリントアウトではなくて、
銀行からのモノが必要とのことで、

オンラインの説明を読まずに、
時間があった
仕事の合間に銀行へ。

で、まず、
また「やられた!」のが、
1月に引越しをして
変更したはずの住所が、まだ変わっていない。
たしか、
引っ越しをして、現在9ヶ月目の間に、
したはずの住所変更がされておらず、
2回くらい、変更のお願いをしているのに。

またかい。

(オンラインのモノは、
 すべて住所変更されているのに、
 銀行のコンピュータでは、変わっておらず。
 システムが違うのですかね?)


で、過去3ヶ月分の明細書をお願いすると、

「それは無理。
 あなたが、ペーパーステイトメントを止めた期間の
 ステートメントが送られてくるわよ。」

って?

わたし、
2005年に止めてるから、
5年分の明細ですかい??

明細はオンラインで見られるし、
紙の無駄だから、停止したのに!

あなた(銀行)の方からも、
「資源を守るためのお願い」って言っていたのに!!

イングランドよ、
また、あなたのシステムに
たまげてしまったよ。



(どうやら、オンラインで
 欲しい時期の明細書を注文できるようです。
 最初からオンラインに頼めば良かった。

 いや、
 どうせまた、
 なかなか届かないんだろうから、
 オンラインでも注文するけど。)

紙の無駄~。

「The Illusionist」



アニメーション嫌いの相方を無理やり引き連れて、
週末にバースのリトルシアターで観た作品。


2003年のアカデミー賞で
Les Triplettes de Belleville
で、2部門にノミネートされた、
Sylvain Chomet(シルヴァン ショメ)監督の作品。

私は日本人で、
アニメーションとともに成長してきたし、
絵を描くのが好きなので、
「アニメーション」への許容は大きいと思うのだけれども、

あまりにも擬人化が激しいものや、
あまりにもコンピューターの力に頼っているものは
苦手。

この作品は、
そういった作品からかけ離れて、
作り手の思いと体温が伝わってくる作品。

ストーリーはシンプルで、
ちょっと先が読めてしまうけれど、

老人と若い女の子、
新しい娯楽に押され、
魔術師の需要がなくなりつつつつある世界を、

監督が訪れた際に
すっかり気に入ってしまったという
スコットランド、エディンバラを舞台に
繰り広げられます。
(そして、彼は2004年に、
 エディンバラにスタジオを設立。)

パリからロンドンへ、
ロンドンから、スコットランドの離れ小島へ、
そして、エディンバラ。

英国の美しさや、
天候、スコットランド、スコットランド人を、
アニメーターという職人の手によって、
美しく(可笑しく)表現されています。

「Them」



週末に観たDVD
フランスの作品 「ils」、
英語圏でのタイトルは「Them」。

相方が、
「1954年のアメリカのホラー」と言っていたけれど、
あれ?
英語じゃない。

どうやら、
相方が観たかったのは「Them!」で、
詳細を読まずにタイトルだけでオーダーしてしまったよう。

で、この作品、
英国では2007年公開、
ルーマニアで実際にあった話がベースとなっているようです。

「ファニーゲームス」同様、
後味最高に悪。

でも、
「作品」としては、
「ファニーゲームス」の方がずっと上。

この作品、
確かに怖いのだけれども、
焦点が定まっていない、と、いうか。

焦点を、
被害者にしたいのか、
暴力にしたいのか、
Themにしたいのか、
心理ホラー作品にしたいのか、、

観終わって、
ただ「怖かった!ほんとうに怖かった!」
って思う前に、
ちょっと宙ぶらりん感が残る。

でも、
ほんと、
こういった作品は、
もう、観たくないってば。

2010年8月25日水曜日

BBC The Proms

結婚記念日。

私たちがバースで一番お気に入りの
フレンチビストロは定休日。

その翌日のランチタイムも営業していなくて、
仕事の前の日の夜
出かけるのは億劫。

スウインドンにある日本料理屋さんは、
雰囲気も、料理も評判が良いようで、
行ってみたいけど、
スウインドンか。
(在住の方すみません。)

そうだ、
この時期
毎年、いつかは行こうと言っていたこと、
プロムス。

チケットも、まだ取れるし、
ホテルも予約できるし、
と、

お祝いに
ロイヤルアルバートホールへ行ってきました。

良かったです!
とても、とても良かった!


The BBC Symphony Orchestra's Principal Guest Conductor, David Robertson, makes the first of two appearances this season. Between Mozart's final operatic overture and the most determinedly optimistic of Haydn's 'London' symphonies come two contrasting works by Bartók: the unusually mellow and good-humoured Piano Concerto No. 3, featuring distinguished pianist Richard Goode, and the compact burst of fierce vocal virtuosity in which Bartók retells the Romanian coming-of-age parable of nine young hunters fleeing their roost.

* Mozart The Magic Flute – overture (7 mins)
* Bartók Piano Concerto No. 3 (25 mins)

* interval

* Bartók Cantata profana (19 mins)
* Haydn Symphony No. 102 in B flat major (25 mins)

* Richard Goode piano
* Nicholas Phan tenor
* Ashley Holland baritone

* BBC Singers
* BBC Symphony Chorus
* BBC Symphony Orchestra
* David Robertson conductor

2010年8月18日水曜日

James Brown

 
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結婚記念日のプレゼント、を、
言い訳に
気になっていた版画家 ジェームス ブラウンの
版画を購入。

サイズが普通の(市販)サイズではないので、
フレームはフレーム屋さんで作ってもらう。

この作品は限定作品ではないので、
実は、フレームの方が高かったんだけど。


この作品の
レトロな雰囲気が気に入ったのだけれども、
私はカレッジで、
イラストレーション、版画のコースをとっているので、
技術的には、
私にも出来るな、と。(アイデアは別にして。)

では、
何故この作品を選んだかというと、

そう、相方へのプレゼント。

相方、
よく物を忘れるのです。

仕事で、
家と、オフィスとホテルを行ったりきたりの生活。

携帯電話、充電器、車の鍵は
よく、忘れられる。

で、

先日は、
「一日中(彼の)デスクの横に置いてあった」という
スーツケースをオフィスに忘れて行き、

家に着いて、
車のトランクを開けたときに、
初めて、
スーツケースを忘れてきた事に気がつく、という始末。
(1週間分の汚いパンツどうするのよ!と、怒る。)

少しイヤミを込めた、
結婚記念日のプレゼント。

すまじをの事、父の事。

 
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あら、
すまじを、気持ち良さそう。

この家に引っ越してきて早7ヶ月。
そう、
だから、すまじを がいる生活も7ヶ月目。

猫は家に住むって言うから、
こうして飼い主が変わっても、
しあわせ(そう)なままで、私も嬉しい。

飼い主馬鹿なんだけど、
すまじを は本当にかわいい。

かわいいので、
見つけると、つい、頭をぽんぽんって軽ーくたたいてしまう。

で、
思い出した事。

子供の頃から、
何かにつけて、父が
同じように私の頭をぽんぽんって軽くたたいていたな。

10代の後半ぐらいになると、
それが嫌で
「何で、頭触るのよ!」って怒っていたけれど、
父は、
「いや、頭の形が良いから
 なんだか、たたきたくなっちゃうんだよ。」って言っていた。

短大を卒業して、
すぐに実家を出ているし、
今はこうして日本を離れて暮らしているので、
もう、長いこと、
そんなふうにして、頭をたたいてもらって(?)いないかもしれない。

こうして、
すまじを の頭を愛情表現として(軽く、あくまで軽く)たたいている私。

「頭をぽんぽんっ」ていうのは、
父の私に対する愛情表現だったんだなあ、と
今頃になって気がつく。

そして、
すまじを の頭をぽんぽんっとする度に
父の事を想う。


今年の日本への帰国は、
父の入院、手術、ということもあり、
70歳を過ぎても、
元気に働いていた父だけれども、
ああ、もう若くはないんだなあ、と
しみじみ感じてしまいました。
(今は、もう元気で
 さっそく仕事にも復帰しているそうですが。)

この世界に、同じ時間に、
あと、どれだけの時を一緒に
分かち合うことが出来るだろう。

「娘」として、
できる事は何なんだろう、

と、

思うこの頃。

2010年8月16日月曜日

「Romance & Cigarettes」



さいこー。
とにかく、さいこー。

ミュ、ミュージカル作品?
いきなり俳優が歌って踊りだす??

ミュージカル映画って、
大丈夫ですか~??って思ってしまう事が
しばしば
あるのだけれども、
この作品は、
そういった観客を手玉にとっていると、いうか。

いや、
彼らは大丈夫じゃないんです、って。

コーエンブラザース常連俳優
ジョン・タトゥーロの監督作品。

同じくコーエンブラザーズの常連俳優
スティーヴ・ブシェミも出ているし、

「ロッキーホラー」 スーザン サランドン
もケイト ウィンズレットも、
Aクラス俳優なのに、
こういった作品でも
馴染みきってしまっているところが
すごいな、と。

ちなみに、
家族愛のお話。

Engelbert Humperdinck の
"A Man Without Love"
が、頭から離れない。

「羅生門」



昨晩、
バースのシネマに
黒澤明監督の「羅生門」を観にいく。

あれ?

話がぜんぜん違う。
と、
思ったら、
メインの部分は
芥川龍之介の他の作品、
「藪の中」だったのね。
知りませんでした。

高校の時の
校長先生(だったか?)が、
しばしば言っていたのだけれども、
 天知る
 地知る
 人知る
 我知る
(確か。)


「嘘」ではないのかもしれない。

でも、

当事者は、
自分の都合の良い部分だけ覚えていたり、
都合の良いように解釈したり、話しをしたり。

気を付けないとな、と思う。

特に、
こういったインターネットの中とか。


黒澤監督は妻の役に最初、
原節子さんの起用を考えていたそうなのですが、
白馬に乗っている姿は似合いそうだけれども、、、、


「東京物語」や「晩春」の原節子さんの
イメージが壊れなくて良かった、
と、
胸をなでおろす。

TOEICを受ける。

先週、2年半ぶりくらいに、
TOEICを受ける。

前回のスコアの期限が切れてしまった、
と、いうのと、
カレッジが夏休み中の間に受けておこう、
と、いうことで、
日本から帰国後、
すぐに申し込み。

別に、TOEICのスコアって英国では
さほど重要ではないのだけれども、
まあ、気軽に受けられるし、
日本へ急に帰って仕事探しをしなくてはならない!!
って時に、ちょっと役立つかも。と。
(あまりなさそうな確率。)


本業だった学生の頃は、
テストってどちらかというと苦痛だったのに、

学生でなくなってからは、
テストの日までの
ちょっと窮屈な感じと、
終わってからの開放感!
ああ、この開放感がたまらない。

この開放感のために、
さあ、次は何のテストを受けようかな。


なんだかんだとロンドンへ足を運んでいるのですが、
先月は日本へ帰国もあり、
ロンドンへは行けず、
2ヶ月ぶりのロンドンは
すっかり、秋物中心になっていました。

2010年8月10日火曜日

夏は何処へ。

ここ最近、
英国は雨だったり、
曇りだったり。

朝の寒さは、もう秋を感じます。

私は、
夏の大ファンではないので、
だから、こうして日本の暑い夏から逃避して
イングランドで暮らしていることもあり、
別に構わないのだけれども。

ただ、
日本帰国の時に購入した
「目指せジーン セバーグ」サブリナ パンツ
と、
それに合わせるように英国で買ったサンダル

身に付けられる機会が無い。
(サブリナ パンツ + フラットパンプスで
 ジーン セバークになれるのだけれども、
 背が低い+足が短い+足が太い+幅の広い足もとの私には、
 不似合いなので、サンダルで代用。)

猛暑が続いている日本では大活躍しそうだけれども。

来年の夏まで待つことになるのかな。

2010年8月9日月曜日

「Funny Games」



相方が借りていたので、
ちょっこと拝見。
Michael Haneke監督のセルフリメイク、
アメリカ版。

ファニーゲームス、、、

鑑賞する前に、
先に観ていた相方に、
どういった意味のファニーなのよ?
と、聞くと、
「まったくファニーじゃない」と。

それって、
リプリーとかケープフィアとかみたいに、
心理的、肉体的にも追い込まれていくような??

「うん、そんなところ。」

げ。
あんまり観たくないかも。

もう少し若いかった頃は、
暴力もの、殺人もの、
平気で見られたのに、
今はほんとう駄目。

特に子供、女性虐待、強姦ものは
駄目と言うか、
頭にくる。許せない。
観終わって、ほんとうに腹が立つ。


相方からの予備知識があったので、
だから、この作品は、
ほかの事をしながら、集中しないで観てみました。
(でも、鑑賞せずに送り返すのはもったいない、
 と、いうせこさ。)

冒頭から、不思議な雰囲気が漂いますね。
綺麗な映像と、音楽と、静寂。

そして、
残虐な行為そのものを映像にするよりも、
返り血を浴びたテレビなど、
心に染み込ませる映像、、、、。

被害者が、反撃することも、
復讐することもなく、
加害者が犯罪を繰り返す、、、。

後味が最高に悪い作品。

オリジナル版を観たいけれど、
やっぱり、いいや。
観なくていい。


だけれども、

映画では、
被害者が反撃して、
めでたしめでたしで終わる作品が多いけれど、
そうだな、
現実は、
こうして、
被害者が屈辱的な思いをして、
事件が起こるんだ、
と、
思いました。


ここ数週間、
英国と日本で起きた、
幼児、子供の虐待事件。

被害者となってしまった子供たちの事を、
事件に至るまでの過程を思うと、
ほんとうにほんとうに、悲しいし、
やりきれない思いになります。

英国のシステムにもたくさん問題はあるけれど、
日本の子供を守るシステムは、
まだまだ改良すべき点がたくさんあるように思う。

政治家同士の
足の引っ張りあいばかりしていないで、

幼児、子供を虐待から守るシステムを、
そして、
一番重要なのは、
虐待する親、大人を作り上げない社会を築き上げるには
どうすればいいのか、
法律を制定するだけではなく、
国でも対策を挙げてほしいと思う。

2010年8月5日木曜日

かぎしっぽ 2

英国でかぎ尻尾の猫を見たことが無い、
と、
書いた翌日、
しっぽの短い猫に遭遇。

クライアントの家に住み着いている野良猫で、
「これ、生まれながらに短いのかなあ??」
と、聞くと、
「犬か何かに襲われたみたい」との事。

ちょっこと、
尻尾を拝見させていただくと、
尻尾の骨が太い部分で切れており、
「さきっちょ」と思える部分が無くて、
やっぱり、
何らかの事故により、
短いしっぽの持ち主になってしまったみたい。

英国かぎしっぽ猫、いるのかな?
逢える日を楽しみに待つ。

Vacuum cleaner を買い換える。

相方が20年近く前に、
セカンドハンド(いや、サードかも。)で
購入した掃除機。

まだ、使えるし、
少し前に替えようの袋も買ったばかりだし、
もう少し、使ってあげようと思っていたけれど。


あまりにも、うるさい。

お隣は、
1階の一室を仕事のオフィスにしていて、
この音はうるさすぎる。
きっと近所迷惑。

し、
使えるけれど、
きちんと吸えているのか疑問。
(相方は喘息持ち出し、
 わたしは、埃アレルギー、
 猫もいるし。)

クライアントの家で、
沢山見て、使っている掃除機。
なので、
掃除機に関しては知っているわよ!
と、

アップライトは重いし、
背が低い私には持ち運びが不便なので却下。

英国ブランド、
ダイソンは、とにかく重すぎ。
小さいものでも重すぎ。
値段が高い割りに、
デザインもわたしのなかではイマイチ。

ヘンリーシリーズは、かわいいけれど、
これも、おも、重すぎ。
それに、袋が必要。

袋使用の物は、
袋探すのも買うのもめんどうなので却下。
余計な資源だと思うし。

韓国製のサムソンは
良いのだけれども、
クライアントが持っていて、
壊れたときに、
「部品が韓国からくるので3ヶ月待って。」
と、メーカーから言われたそうなので、
却下。
(これは日本製でも言える事なのかな?
 まあ、3ヶ月も客を待たせないだろうけど。)

軽さで、エレクトローを選んだら、
相方が不服。
コードが短いし、容量が小さいからだって。
(掃除はだいたいわたしの仕事でしょうに。)

ドイツ製のMieleは、
デザイン良し、
機能、保障良し、
しかし、袋が必要。
泣く泣く却下。


で、結局選んだのが、
英国のメーカー、ヴァックス。
アルゴスで半額で£70になっていたので購入。

シルバーと赤ですごい色使いとデザインだけれども。

さっそく、使ってみると、、、、

すごい!
凄い吸引力!

いったい、どれだけ
埃だらけの家で私たちは暮らしていたの!

やっぱり、
古い方の掃除機、きちんと役目を果たしていなかったのかも。

2010年8月4日水曜日

Ironing board

 
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相方がずーっと使っていたアイロンボード。
ちょっと時代遅れの花柄で、ところどころ変色。
見るからに、キタナイ。

ので、

常々、
アイロンかけが楽しくなるような、
アイロンカバーか、アイロンボードそのものを探していましたが、
なかなか見つからず。

あんまり、
かわいすぎるものは好きではないし、
原色ものも厭だし、
モダンすぎる柄には首を傾げてしまうし、
耐熱用のただのシルバーではつまらないし。

で、
ああ、自分で作れば良いのだ、と。

早速、布を探し始めて、
1メートル£20(2700円くらい)の素敵な布を発見。
高いけれど、
高いけれど、
アイロン台には高すぎるけれど、
あまりも何かを作れるし、
えーい、買ってしまえと思った矢先に、
その布の端切れを見つけ購入。£3。

ミシンを持っていないので、手縫い。

で、出来上がり。

アイロンボードの古びた感じと布がマッチして、
良い感じ。

今流行のシャビーシックよ。

2010年8月3日火曜日

「Back Beat」



ジョン レノンの若かりし頃の伝記映画
「Nowhere Boy」を昨年観て、
その続き(?)を観ようと予約していた
「Back Beat」が届く。

私も、相方もだいぶ前に
1度鑑賞している作品なので、
復習というかんじ。

でも、
私にとっては、
1度目の鑑賞から、
居を英国に移し、
日本語の字幕なしで英語の作品を観られるようになって、
リバプールも、ドイツも旅行して、

リバプールアクセントや、
ドイツ語アクセントの英語、
リバプールの景色に、そうそうと
相槌をうったり、
と、
1度目の鑑賞よりも、
ずっと楽しめました。
(楽しいだけの内容じゃないけど。)

良くできた作品だと思うんだけど、
ポール マッカートニーは
この作品に対して不服だったみたい。

まあ、現実にその場にいたのだから、
「ちがうー!!!」と、言いたくなると思うけれど。

メンバーの中で長生きして、
映画やテレビ番組、伝記本に
「ちがうー!!」って叫びたいこと沢山あるんだろうな、ポール。

2010年8月2日月曜日

「Gainsbourg」



週末に観た映画。

セルジュ ゲンズブールの伝記的な作品。

わたしは、高校生の時に
(今はなき、「オリーブ」読者。)
彼よりも
娘のシャルロットの方を先に知ったので、
「シャルロットのお父さんの」セルジュになってしまうのですが、、。

ここ数年、
ミュージシャンの伝記的な作品が多くて、
その流れに乗って、
フランスと言えば、セルジュでしょう、と
いう感じで作られたのかな、と思ったり。
(嫌な観客。)

個人的には、
幼少期の前半部分は楽しめたけれど、
後半部分、彼の人生で
大きな大きな部分だけを取り上げていて、
63年の人生を2時間の映画に託すのは無理があるんじゃないかなあ
と、いう感じでした。

「Control」のIan Curtisの人生は
23年だし、
「Nowhere Boy」のJohn Lennonは
美術学校へ入学するまでの期間の、
実の母親と、叔母との関係に焦点を絞っているし、
「Sex & Drugs & Rock & Roll」のIan Duryは、
主に息子との関係に絞っているし。

確かに、彼の人生には
盛りだくさんに女性が登場するけれどね。

それから、
全編を通して、たばこの臭いが漂ってきそうな感じ。
そこは、よく、セルジュを表しているのかな、と。

かぎしっぽ。

英国へ来て、
そういえば見ないモノと、いえば
かぎしっぽの猫。

猫が好きなので、
猫を見つけると、吸いつけられるように
猫と遊んでしまうので、
たくさんの猫を見てきたけれど、
そういえば、お目にかかっていないのが、
かぎしっぽ。

日本で、
4匹の猫を飼ったことがあるけれど、
みな、かぎしっぽ。
日本の街中で出会う猫がかぎしっぽの確率は
ものすごく高いと思う。

で、
猫好きの同僚(彼女も猫に吸いつけられる)に、
英国に普通にしっぽが曲がった猫は存在するの?
と聞いたら、
「見たことがない」と。

英国で、尻尾が短いあるいは無い猫といえば、
マンクスキャット、マン島に生息する猫で、
本土で普通にいるとは思わないし。

マンクスキャットのように、
尻尾の短い猫がジャパニーズボブテイルとして
日本にも存在しており、
それが、交配して、交配して、交配され続けている結果が、
日本にかぎ尻尾が多いのかもしれない。

でも、日本の猫のかぎしっぽや、しっぽの変形のメカニズムは
まだ、はっきりわかっていないようです。


須磨塩は、
私が、英国で出会う猫たちと同様に
長くて、まっすぐな尻尾の持ち主。

英国でかぎしっぽの猫に出会えることを楽しみに待つ。

2010年7月28日水曜日

「Ten Canoes」



オーストラリアの原住民、アボリジニのお話。

オーストラリアの美しい景色と
白黒とカラーを織り交ぜた美しい映像。
コミカルで暖かなナレーションと、
ストーリーの中で
見ることのできるアボリジニの習慣。

映像はシンプルで、
複雑なストーリー展開はないけれど、
(ちょっとしたどんでん返しはあるけど。)
観終わって、
ちょっとした笑いと暖かな気分が残る作品でした。

鉢猫。

 


あら、うちの須磨塩(すまじお)、
植木鉢にテトリス状態!
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2010年7月26日月曜日

「がらくた」



日本へ帰国する度に、
「日本で欲しいモノ」リストが短くなっている。

でも、変わらずに欲しいモノは
本と日本酒。
だから、帰りの荷物は重くなる。


今回の帰国で古本屋さんで購入した作品のなかの1冊。
江国香織さんの「がらくた」。

江国さんの作品って、
かたちを変えて、
どんどん気味悪く、怖くなっていきますね。

でも、わたしは、
なんだかふわふわしていて
お洒落なイメージだった頃より、
今のほうが好き。

読み終わって、
現実の世界に戻ると、

こんな男いたら嫌だよなあ、
奥様これでいいの?
それって犯罪ギリギリじゃないの??

と、
まともに思えたけれど、

読んでいる時は、
汚さを感じさせず、
アリなのかも?と、
思えてしまうところが、
江国さんの作品なんだな、きっと。

「The Girl with the Dragon Tattoo」



7月半ば、
日本へ帰国。
帰国中に梅雨が明けて、
いやあ、日本は暑かった。
英国で普通に生活していて、
あんなに汗をかくことは滅多に無いね。

7年ぶりの日本の夏。

日に焼けたくないのはわかるけど、
帽子被って、
あの暑さの中、長袖とか
不気味な白とか黒の手袋を付けるのやめようよ。

それなのに、
サングラスをかけている人は
ものすごく少ないのよね。
いたとしても、
空港でも室内でもサングラスを外さない若い子。
うーん、
よくわからない。


行き帰りの飛行機の中で観た、
映画やテレビ番組の中で、
印象に残ったのがこのスウェーデンの作品。
「The Girl with the Dragon Tattoo」

英国では(ヨーロッパでは)
この映画の原作もベストセラーになりました。

原作がベストセラーになったこともあり、
映画のほうも人気でしたが、
わたしはあんまり興味が無くて、映画館での鑑賞は見送り。

飛行機内の映画のセレクションがつまらなくて、
この作品を選んで観始めると、、

見ごたえありました。

婦女暴行のシーンは、
あんまりにも過激で、早送りしてしまいましたが。
(映画館じゃなくて良かったのかも。)

しかし、
婦女暴行シーンは観たくないけど、
その復讐シーンは観ても大丈夫、という不思議。

そして、
この映画のヒロイン、リスベスは
複雑だけれどもなんだか魅力的。

続編の「The Girl Who Played with Fire」は
来月、2010年8月下旬から英国では公開、
ハリウッド版のリメイクも公開される予定。(観ないね)

残虐なシーンも多いけれど、
女性寄りな映画と感じたのは、
きっと、私だけではないはず。

2010年7月5日月曜日

「Fish Tank」



昨年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞した
アンドレア アーノルド監督の作品。
ニュースや、相方が毎月買っている映画の雑誌でも
大きく取り上げていて、
観ておこうと思いつつ見逃していて、
今週末、やっとDVDで観る。

こうして英国で暮らしていると、

主人公ミアみたいな子が
ほんとうにいて、
取り巻く環境も、
なんとなく想像できてしまう、と言うか。

言葉遣い、悪いよ。
この映画から英語学んじゃ駄目だよ。とか。

ミアのお母さんに取り巻くような男は、
やっぱり、限りなくアホなんだなあ。とか。

でもね、
どんな環境のもとでも15歳って大変なんだよ。とか。

とか。

ミアの旅立ちで、
映画は終わるけれど、

あの男と旅立って、
あのミアの性格で、
若さで、
幸せは訪れるのかな?
環境が変わる事で、
ミアを取り巻いているモノは変わるのかな?
とか。

いつか、
犯罪に触れてしまうんじゃないかな、
なんて、
観終わって、
映画の中のミアの将来を
勝手に心配してしまいました。

それから、
これから暫く、
カリフォルニアドリームを聴くと、
「恋する惑星」を抜いて、
この映画を思い出してしまいそう。

「Breathless」



昨日、
バースのリトルシアターで
フレンチニューウェーブ作品「Breathless」
(邦題;勝手にしやがれ)が上映されたので観て来ました。
相方も私も、この作品を映画館で観るのは初めて。
やっぱり、映画館はいいね。

わたしはフランス語はほとんどわからないけれど、
相方(英国人=フランス語は必修科目だった)はある程度は
理解でき、読めるので、
大きなスクリーンで観ることで、
幾つかの新たな発見。

主人公が読んでいた新聞にロミオとジュリエットに
関連したことが書いてあったり、
主人公に殺された警察官の名前がティボルトだったり、
新聞の漫画にジュリエットが載っていたり、と。

観終わって、
へえ、そうなのねえ。と。

わたしは、
やっぱりジーン セバーグかわいい。
ベルモンド、素敵。
そればっかり。

相方も私も、
若かりし頃、
この映画のポスターやポストカードを部屋に貼っていた、
と、言うことでちょっとほほえむ。
それから、「ベティーブルー」ね。
もちろん。

2010年7月1日木曜日

フリーギフトに釣られる。

 
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雑誌や本やDVD、CDはできる限り買わないようにしている。
モノが増えすぎるのも嫌だし、
インターネットが普及しているいま、
情報はそこから、いくらでも入手できるし、
本や、CD、DVDは図書館で無料或いは安値で借りることができる。
その中で、ものすごく気に入って、
何度でも再読、鑑賞したいモノだけ購入に踏み切るようにしている。

しかし、
昨日、クライアントの買い物をしていて、
普段は立ち止まることのない雑誌売り場で
Cowshedのボディシャンプーのフリーギフトの付いた
マリクレールを発見。

このCowshed,
お値段は若干高めだけど、
100%ナチュラル素材、
常々、試したいなあ、
相方にクリスマスか
誕生日のプレゼントにお願いしよう、と思っていたところ。

私の住んでいる所から、
地元と言える
Somersetにあるスパからの販売で
(本社はロンドンにあるようですが。)
Cowshedというネーミングはスパの建物が
もと牛小屋だったことに由来しているみたい。

マリクレールは£3,50、
このフリーギフトは買うと£8。

得をすしたのか、
まんまと釣られただけなのか。

せこいな。