2010年9月1日水曜日

「The Illusionist」



アニメーション嫌いの相方を無理やり引き連れて、
週末にバースのリトルシアターで観た作品。


2003年のアカデミー賞で
Les Triplettes de Belleville
で、2部門にノミネートされた、
Sylvain Chomet(シルヴァン ショメ)監督の作品。

私は日本人で、
アニメーションとともに成長してきたし、
絵を描くのが好きなので、
「アニメーション」への許容は大きいと思うのだけれども、

あまりにも擬人化が激しいものや、
あまりにもコンピューターの力に頼っているものは
苦手。

この作品は、
そういった作品からかけ離れて、
作り手の思いと体温が伝わってくる作品。

ストーリーはシンプルで、
ちょっと先が読めてしまうけれど、

老人と若い女の子、
新しい娯楽に押され、
魔術師の需要がなくなりつつつつある世界を、

監督が訪れた際に
すっかり気に入ってしまったという
スコットランド、エディンバラを舞台に
繰り広げられます。
(そして、彼は2004年に、
 エディンバラにスタジオを設立。)

パリからロンドンへ、
ロンドンから、スコットランドの離れ小島へ、
そして、エディンバラ。

英国の美しさや、
天候、スコットランド、スコットランド人を、
アニメーターという職人の手によって、
美しく(可笑しく)表現されています。

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