2012年7月25日水曜日

暖炉のその後。

やっと、来週暖炉のまわりがインストールされます。

なので、進行状況。

3月頃から、
暖炉屋や、ストーンメイソンを見てまわって、
どうやら、家のダイニングルームの暖炉のサイズは
あまり普通では無いと、、。
で、まあ、可笑しくないかな?という大まかなサイズを出してもらって、
新しいインサート は全然サイズの合うものが無いし、で、
リクレメーション ヤードめぐり。

で、5月にやっと手ごろな値段で、
比較的コンディションの良い物を見つけて買ったのに、
家に帰ってよく見たら、
バッフルプレートが割れていた。
で、暖炉専門のストーンメイソンに
ブラックスミスが修復してくれるか聞くと、
「そんなのリクレメーション ヤードの責任よ!!
直してもらうか、お金を返してもらうか、文句を言うかしなさい!!」
と、暖かく言われ、
リクレメーション ヤードへ戻ると、、
まったく同じモノで、代わりがあった!
さすが、ヴィクトリアンからは、大量生産可能!
サンクス フォー 産業革命!

比較的、良いコンディションと言えども、
やっぱりある程度の手入れ、修繕が必要。


これを、
特別なヤスリで削って、
ブラック グレート ポーリッシュで磨いて、
こうなる。

ストーンメイソンが見積もりにきた時に、
「いやー、ものすごく状態の良い物を見つけたね~」と。
そりゃそうでしょうよ。
 私の努力の賜物よ。(アッシュパンカバーは無いけど。)

2012年3月21日水曜日

椅子の修復。

修復なんて言ったら聞こえが良すぎるな。

だいぶ前に買ったダイニング用の
ものすごーく状態の悪かった椅子(だから安かった。)を
ようやく少しずつ暖かくなって、外で仕事ができるようになったので
手入れをしてあげることにする。

雨漏りのする場所で使われていたのか、
あるいは外で放置されていたのか、
水のあとがくっきり。
(注;不動産屋のカタログには
「モーニングコーヒールーム」と書かれていた
コンサバトリーは、すっかりガラクタ置き場。)







きめの細かいヤスリで、表面を削って、
デーニッシュオイルを3度塗って、
こんなかんじ。





乾ききるのを待って、
クッションを付けて、
出来上がり。

ああ。楽しいな。



2012年2月1日水曜日

ソファとチェア到着。

あんまり物質的な事は
書きたくないんだけど。

まあ、家に関する事自体が
物質にこだわっていることになるのか。
矛盾しているな~。

バースのフラットで使っていたソファは
とても気に入っていたのだけど、
どう足掻いても、今の家に入れることが出来ない。

ので、引越し当日に泣く泣く
引越し業者に預かってもらって
相方の妹の小さめのIKEAの紫色!!のソファを暫く使うことに。

その日から2年。

10月の秋のセールで注文していた
ソファとチェアが週末に届く。
セールじゃなければ、
この価格で、ソファしか買えないんだけどね。
誰が、セール以外で購入を決心するんだろう、と
ぼんやり思う。

そして、土曜日の
朝の7時50分に到着。

狭くて、低い玄関やドアのサイズに合わせて
ソファを選んだのに、
あ~、入らない、、、。
(その前に、トラックが家の前まで来られないという
 ハプニングも。道が狭いから、
 小さなトラックで来ますっていっていたじゃ~ん!!!うそつき。)
で、結局、
寒い中、玄関のドアを外したりして
やっと挿入。

いやはや。

ああ、やっぱり、いいねえ。
チェアに座って、前の庭(コモンランドだけど。)を見ていると
半日ぼーっとして過ごせるのねえ。

快適な家への小さな進歩。

2012年1月26日木曜日

ダイニングルーム暖炉工事開始?

昨年の夏に玄関と窓を変えて、
すっかり滞っていた、改装計画。

再開始。

2階の1室を潰して
バスルームの工事を開始する。

つもりが、

相方と私の意見が合わず、
将来を見越すと、
どうする事が、一番良いのか
すっかり解からなくなってしまったので、
悩んだときは、
ちょっと時間を置いてみる。

で、
風呂場の改装、屋根裏部屋作りに比べて
小さな改装、ダイニングルームの暖炉の付け替えをすることに。

2010年の秋にガスファイアを取り外して
そのまんまにしていた、
コレが

 
Posted by Picasa


こうなる。

 
Posted by Picasa


はじめ、
タイルだけ外して
マントルピースはとって置くつもりだったんだけど、
どうやら、全部一体となっていたようで、
取り外しを始めてしまったからには
もう、後には引き返せず、
結局、全部撤去。

でも、写真で見える
コンクリの裏に、まだオリジナルの古い何かがあるようで、
それは、専門家にまかせるわ。

隙間風が激しく、
何故、暖かくなってから取り外し作業にとりかからなかったんだろうと
激しく後悔。
来週から寒くなるというのに。

2012年1月3日火曜日

1Q84を読み終える。

クリスマスと正月もまたいで、
昨日、
やっと村上春樹さんの1Q84を読み終える。


春樹さんの作品でも、
できるだけ本は(って本以外でもモノは増やしたくないけど。)買いたくないので、
過去2年日本へ帰国したときに、図書館で予約するものの、
私の順番が来るのは、いつも英国へ帰ってから。

英語版が出版され、英国の図書館で借りられるのが早いか。
日本の図書館で借りられるのが早いか。

結局、
英語版が軍配(?)をあげる。

で、昨日読み終える。
2ヶ月ちょっとの、長い旅。
返却日前に読み終わり、一安心。

春樹さんの最近の長編作品は、
カフカくんにしても、この作品にしても、
春樹さんの表現を使えば、
「井戸」へ降りていっても、
自分の意思と力で戻ってこられるようになったのですね。
物語の中には、
もちろん井戸の中で、消えてしまう人、
そこに居座る人も、でてきますが。

10代半ばの井戸の底で、
ノルウェイの森を初めて読んで、
井戸の存在なんて、ときどき忘れてしまうぐらい
元気に生きている今の私だけれども、
そうそう、
井戸から這い上がっても、
世の中、正しくない事、嘘や虚栄や矛盾で溢れていて、
でも、
その中を、自分で折り合いをつけながら生きていかなくては
ならないのよね、と。



そして、春樹さんの作品を読んでいるときに、
ときどき、おもしろい偶然に遭遇する。

ねじまき鳥クロニクルは、
ちょうど中国を旅行中に読んでいて、
帰国後に行った成田山でノモンハンの写真展が開催されていたり、
とか、
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドは、
何度読みかけても、先に進めなくて、
真冬の雪の中のノルウェイ スウェーデンと北イングランド、スコットランドを
旅行中に、やっと、読み進むことができて、
電車から見る景色が、あんまりにも物語の世界だったり、
とか。

そして、1Q84でも、
ちょっとした個人的な出来事が重なる。
そういった意味で、
いつか将来、もう一度この本を手に取るとき、
この3ヶ月間で経験したこと、感じた事や景色を
今よりももっと冷静に、距離を置いて、
あるいは、愛おしい思いで、
振り返る事ができるのかもしれない。

2011年8月18日木曜日

「Sarah's Key」



今日はひとり映画フェスティバルと題して、
「Arriety」と、この「Sarah's Key」を観るつもりが、
渋滞のおかげで、
10分遅れて間に合わず、
結局、1本だけ観る事にする。

仕事を辞めて、
次の仕事が始まるまで
たっぷり時間があるので、
夜更かしができるし、
たくさん映画を観て
読みかけの本を読んで、
好きなように過ごそうと目論んでいる。
ああ、うれしい。

Tatiana de Rosnay's のベストセラーが
ベースとなっているこの作品。
(もちろん、読んでいない。)


ホロコーストに関連した作品となれば
それぞれの犠牲者にストーリーがあり、
ホロコーストの事実は、語り継がれなくてはいけないことだけれども、
やはり、実際に起こった大惨事の映画(再現の映像)では
何か、伝わりきらないものがある、と
戦争を題材にした作品を観ていつも思うのだけれども。



例えば、
今、再々再読している
「ライ麦畑でつかまえて」(英語版!)
この前テレビでやってんのを見逃した
「The lives of others」
(これは、本当によく出来た良い作品だと思う。)
のように、
最後の一行、一言でわーっと
感情が波打ってしまう作品でした。
そうだ、
「Becoming Jane」も同じようなラストだった。

それで、
常々、買い替えようと思っていたコンバース。
50を過ぎたKristin Scott Thomasが
履いていて、なんかかわいかったので、
きっかけとなって
買い替えてしまった。

来週からホリデーだし、
日本行きの飛行機のチケットも買わないといけないし、
しばらく無収入なんだから
お店には近づかないと決めていたのに。

Thanks Kristin!

2011年8月17日水曜日

「Last Year in Marienbad 」



先週末にバースのリトルシアターで
1961年のアラン レネ監督の
Last Year in Marienbadを観る。
マリエンバードって名前からしてドイツかなあと思ったら
チェコの温泉療養地だそうです。
この作品が撮影されたのはドイツのようですが。

UKバージョンはin
USバージョンはatなんだって。

いやはや。
と、言う感じ。

観終わって、
ストーリーにしても、
何にしても、
困ってしまうんだけど、


後で、こうして調べてみたら
興味深いかったり。

女Aのドレスが素敵だなあ、
シャネルはこの映画に影響されたのかなあ、
なんて思っていたら、衣装はシャネルの手によるものでした。

それから、
黒澤明の「羅生門」がモチーフになっているんだって。なるほど。

それから、
Blurの「To the end」のミュージックビデオは
この映画をもとに作ったようです。あ、ほんとだ。

個人的には、
映像、雰囲気といい、
困ってしまう加減といい
ルネ マルグリットの世界だなあ、なんて思いました。

に、しても
2日間だけの上映で
日曜の午後に観客が10人弱。

ピクチャーハウス、がんばれ。