2010年4月28日水曜日

Let it beを聴いていて。

相方のCDコレクションの中から
見つけたビートルズのアルバム「Let it be」。

私もこのCDを日本で持ってるけれども、
最初から最後まで通して聞くのは、
ものすごく久しぶり。

多分15年ぶりぐらい。

15年ぐらい前のある一時期を
一緒に過ごした人とドライブ中によく聴いていて、
その人とは、
ほんとうにほんとうにひどい別れ方をして、
その人に関わるモノは
見るのも、触れるののも厭でいろいろ処分したけれど、
どうしても捨てられなかったビードルズのアルバム。

捨てられなかったけれども、
やっぱり最初から聴くのが怖くて
こんなに時間が経ってしまったのだけれども。
(実は、
 15年のうちの10年くらいはそんな人の存在は
 忘れていて、だたこのアルバムを聴く機会が無かっただけだけど。
 英国に居を移したし、
改装工事×2回、引越しでCDは引越し用の箱に入れたままだったし。)

で、何を言いたいかというと、
20代の始めの頃に聞いていた印象と
ぜんぜん違うな、と。

やっぱり、
本と映画と音楽は
時間を置いて、
もう一度その作品に触れてみるべし。

特にマスターピースと言われているものは、なおさら。

そして、それは
歳をとることの醍醐味。
もういちど手に取ってみるべき作品がたくさん!

そして、
10年後、20年後の楽しみのためにも、
今、たくさんの作品に触れておこう
と、
本日
アルバム「Let it be」を聴いていて
改めて思うのでした。

2010年4月27日火曜日

「The Ghost」



昨日は、
義兄がリビングルームの天井の左官を、
義父がダイニングルームの
スカーティングボードの取り付けの作業をしてくれ、
良かった!ものの、
トイレに行くのにも、お茶を作るのにも
彼らのいる部屋をぬけなくてはならず、
わたしが1階へ行く度に
彼らの仕事が中断されるので、
私はバースの映画館へ逃避。

特に観たい映画は上映されていなかったのだけれども、
都合の良い時間帯に上映されていたので、
ローマン ポランスキー監督の「ザ ゴースト」を観る。

ゴーストとはゴーストライターの事なのだけれども、
ユアンマクレガーが演じたゴーストライターは、
「ゴースト」で最後まで名前が無く
前任のゴーストライターの足取りを追う姿は、
まさに前任のゴーストライターのゴースト。

元首相は、
明らかにトニーブレアがモデルなので、
その辺に関してちょこっとひっかかり、
前半はちょっと眠くなりましたが、
後半部分は胸どきどき、スリリングな展開。
DVDが出たら字幕付きで復習しないと。

そして、
Sex&the Cityのキム キャトラルも
地味なサマンサで良い味を出していました。

2010年4月26日月曜日

「Land and Freedom」


土曜日に
フットボールの観客席で
お目にかかったケン ローチ監督。

彼の昨年公開された最新作
「Looking For Eric」は見逃してしまったので、
相方のお気に入り作品
「Land and Freedom」。
(邦題は「大地と自由」)
スペインの内戦を舞台にした作品です。
相方は、
このフィルムのラストでほろりと涙を流しておりました。

私は、、
だいぶ前にこの作品を観たのだけれども、
ケン ローチのアイルランド独立戦争を舞台にした
「The Wind That Shakes the Barley」
(邦題は「麦の穂をゆらす風」)
と内容、登場人物が混じってしまって、
あんまり覚えていない。(すみません。)

もう一度、観なおしてみます。

Coving

 
Posted by Picasa


Coving...
日本語に訳したら何て言うのだろう?
英和辞典によると
’(天井などの)弓形折上げ’だって。
天井と壁の境部分に施す装飾とでも言えばいいのかな?

現在の家は、
ビクトリア時代に建てられた
石切工のための
田舎の小さな、シンプルな家なので、
(バースで見られる装飾品いっぱいの
 ジョージアン時代の建物とは正反対。)
あんまり装飾品!っといったものは不似合いなのだけれども、
わたしはこのCovingが大好き。
なんどなく、こぎれいな感じがするし、
家の修繕に手をかけたわよ!という感じがするし。

装飾品が不似合いなうえに、
目の錯覚か、
コーヴィングを付けると、
部屋が若干狭く見えるので、
(=天井の低い部屋がますます狭く感じる)

相方の、
「無くてもいいよね?」を

説得した結果、
一番サイズの小さくてシンプルなコーヴィングを購入。
昨日、付けてみました。
(この作業も以前行っているので、慣れたもの。)

結果は、、、

無くても良かったかも。


天井と壁を塗ったら
雰囲気が変わる事を祈っている。

2010年4月25日日曜日

Bath City!

 
Posted by Picasa


昨日は、
バースのフットボールチーム 
’バースシティ’のゲームを観てきました。

相方は、
決して体育会系ではないけれど
フットボール観戦大好き。
でも、地元のチームを応援する、と心に決めているそうです。

バースには、
ラグビーのチームもあって、
こちらはトップのプレミアリーグ。
なので、観客はいつもいっぱい。

バースシティは、
有名なマンチェスターユナイテッドとかリバプールの
リーグなんてほど遠く、
上から6番目のリーグ。
なので、観客もグラウンドもこじんまり気味。

結果は0-0で、
あんまりエキサイティングな試合ではありませんでした。
残念。

で、
相方曰く
観客席でいつも見かける顔ってのがあって、
その中に映画監督ケン ローチも含まれていて、
昨日も、試合を観にきていました。

彼、バース在住で、
バースシティのサポーターなんですよ。

2010年4月21日水曜日

Grayson Perry



保険の更新は、
相方の力をかりずに無事終了。
今年は、
比較的薄い(?)グラスゴーアクセントの方の対応でした。

まあ、あっちも、
「また、外国人の英語っ。
 今日はついてない!ふんっ」
とか思っているのかもしれないけど。

で、Grayson Perry。
今週のThe Observerに、
彼の奥さんが本を出版するに伴い、
記事が載っていて、
今日それを読んで思い出したので。

昨年の終わりから今年の始まりごろまで、
バースの市の美術館でも
Unpopular Cultureというタイトルで、
彼がアートカウンシルのコレクションから厳選した作品
プラス彼自身の作品が展示されました。

Grayson Perry。
2003年にターナー賞を受賞したアーティスト、
そして、
女装で知られています。

バースのギャラリーの美術展より
ちょっと前に、
ロンドンのVictoria Miro Galleryで個展があり
ちょうど期間中に
ロンドンに滞在する機会があったので
私たちも足を運びました。

アート学生や彼らの先生もたくさんいて、
先生の説明を混じって聞いていると、
「あの方がこの作品のアーティストです」
と、言ったので
エントランスを見ると、、、

Grayson Perry が、
たたずんでいました。
彼のalter-ego(第二の彼とでも言えばいいのかな?)
クレアの姿で。

心の問題もあるだろうし、
パーフォーマンスの一部であるかもしれないし、
笑うつもりはないけれども、
やっぱりびっくりした。

2010年4月20日火曜日

保険の更新とグラスゴーアクセント。

もうすぐ5月。
この時期、
毎年ちょっこっと不安になる事。

それは、
車の保険の更新。。。

さすがに
電話で英語で話をするのに
臆す事は無くなったのだけれども、
車の保険会社に電話をする時は、
いつも、躊躇する。

と、いうのは、
わたしの保険会社のコールセンターは
スコットランドのグラスゴー近辺にあるようで、
いつ電話をかけても、
みな、かなり強いアクセントで話すのです。

前回、住所変更をしたとき、
「マイレージ」、「ブロークダウンアシスタント」(その他いろいろ)
を全く聞き取れず、
結局、
「すみません、
 相方が英国人なので、
 相方が居るときにかけ直します」
と、いう始末。

その後、
相方が横にいるときにかけ直し、
やっぱり、理解できないときに相方と交換、
相方も何度か聞き直して、やっと住所変更完了。

こういったコールセンターって、
英国でも北の方にあることが多いようで、
ああ、また ~アクセント!って思う事が度々。
(個人的に、地方独特のアクセントって好きなんだけどね。
 理解の出来ない自分に困る。)

相方の車の保険の住所変更をした時は、
インド人の対応でした。
(これもよくある。)

さて、
今から保険会社に電話をします。


 

2010年4月19日月曜日

平らな天井!

 
Posted by Picasa

現在、
工事現場に住んでいるようなものなのだけれども、
ここ数日ほこりがすごいなあと思っていたら
もしかしたら、これは
アイスランドの噴火によるものなのかもしれない。

今日は、
先々週、先週に剥した模様つき天井のその後。

私たちで、何とかしようと考えていたけれども、
あんまり簡単ではないようなので、
相方の妹の左官屋さんの旦那様にお願いすることに。

朝、8時半に彼は現れ、1時に終了。
天井のひび割れの処理もしてくれて、
見上げると、平らでなめらかな天井が。
ものすごく嬉しい。

乾くまでに1週間くらいかかるので、
ペンキを塗るのも、
coving (弓形折上げ)を付けられるのも
乾くのを待ってから。

今日は、相方のお父様も来て、
スカーティングボードを取り付けてくれるはずが、
「ダイニングルームの照明を、
現在のモノ(以前の持ち主が置いていった)より重いものをつける」
と言ったら、
’照明の場所を梁のあるところへ移さなくてはない’
との事で、
さっそく、現在の照明の場所のチェック。
案の定、
現在の照明は梁の無いところに付いていて、
そのほか、いろいろ問題を見つけて
結局、今日は、照明の場所の移動で1日消費。

まあ、天井を塗ったりする前に、
照明の場所を解決できて良かったのだけれども、
いったい、いつスカーティングボードが戻るのだろう???
団子虫との共存生活、まだまだ続く。

2010年4月14日水曜日

ごめんよ、うなじを。

うなじお、とは、
飼っている猫のことで
スマッジ
 ↓
すまっじお
 ↓
すまじお
 ↓
うなじお
 ↓
うなじを
と、活用されます。
女の子なんだけどね。

うなじを、
毎日、プレゼント(ねずみ)を持ってくるので
(ときどき、朝食になる。でも内臓は嫌いらしい)

なんとか、阻止できないものかと。

相方は大反対だったのだったのだけれども、
ペットショップの人々は
鈴つきの首輪は、
鳥を捕る猫には役立つけど
鼠を捕る猫には、役立たない。
でも、試しにつけてみたら
とのことで、
鈴付きの蚤とり首輪を購入。

あまり、快適そうでは無いけど、
鈴のおかげで何処にいるのかわかるし、
プレゼントは1週間で1日だけ。
6勝1敗、not baaad!と思っていたら、

本日、
仕事から帰って、
ソファで起きたばかりのうなじをを見ると、
おおきなハゲが、首の下に2つもある!
ちいさなハゲが、左の腕にもある!!!!

直ぐに首輪を外し
半泣きで、動物病院に予約をいれ、
初、英国動物病院へ行ってきました。

わたしのせいで、
ハゲだらけになったうえに、
注射を2本打たれ、
大嫌いな籠に入れられちょっとしたドライブ。

ごめんよお、うなじをを。
今晩は
好きなところで寝ていいからね。
テンプテーションズ(猫用おやつ?)も沢山あげるよ。

2010年4月12日月曜日

「Sex&Drugs&Rock&Roll」



Peter Blake つながりでこの映画。
英国では2010年のはじめに公開されました。

1970年代の英国のバンク&ニューウェーブバンド
The Blockheadsのフロントマン Ian Dury の伝記映画。
主に、彼の息子との関係について描かれております。

この映画で、何が良かったかというと、
Ian Dury を演じた俳優Andy Serkisが
ものすごく上手い!
半身に麻痺のある役柄のために
半身だけ鍛えたんだって。

残念なことに、
BAFTAの主演男優賞は
逃してしまったけれど、
彼の汗だくの演技を観る価値はあり!

で、何がピーターブレイク繋がりかというと、
このIan Dury は彼のもとでアートを学んでいたんだって。

2010年4月8日木曜日

Sir Peter Blake



書いておこうと思いつつ、
すっかり見逃してしまった事。

3月の下旬まで、
バースとブリストルのギャラリーで
英国を代表するポップアーティスト
ピーターブレイクの展覧会がありました。

ビートルズの
Sgt. Pepper's lonely Hearts Club Band
のアルバムジャケットを手がけたアーティスト
って言えば
ああ!って思う人も多いのではないかな?

私は今まで度々彼の名前を耳にしても、
覚えてはいなかったのだけれども。

展覧会が始まるちょっと前に
カレッジのアートクラスで、
先生が
「イラストレーターと言えば、皆知っているピーターブレイク」
と、言ったので、
そうか、英国では知っててあたり前のアーティストなのね、と。

彼は、一時期バース近郊に住んでいたようで、
2008年バースの街中にブタが溢れたパブリックイベント
King Bladud's pigs in Bath にも参加されており、
そうそうこのブタ、覚えている、覚えている。

有名なアーティストが手がけたブタ、
と、いうニュースも、今思い出した。

2010年4月7日水曜日

Nanney Castle

 
Posted by Picasa

今年のイースターホリデーは、
わたしは仕事だったけれど、
日曜日の午後には、相方の妹の家族へ会いに
サマセットのナニーへ行ってきました。

バースへ引っ越してくる前は、
5年近くもサマセットに住んでいたのに!
今までに何度かナニーへ足を運んでいたのに!
ゆっくり村を歩くのは今回が初めて。

とても、ちいさな村なんだけど、
1370年に 
Sir John de la Mere によって建てられた、
フレンチスタイルの古いお城があって、
堀にはアヒルがいて、とても長閑。

そして、3歳と1歳の甥っ子達は、
会う度に成長していて、びっくり。

2010年4月2日金曜日

「Daisies」


相方が借りてきたDVD「Daisies」。

何となく観始めて、
すっかり引き込まれてしまいました。

1966年, Vera Chytilova監督、
チェコ共和国の作品。
チェコニューウェーブの代表的な作品なんだって。

話に筋はあんまりないし、
(当時のチェコの時代背景を知ると、
ちょっとは何かあるのかも、かも、かも。)
突拍子だったりするのだけどね、

主人公の二人のファッションも、仕草もとてもかわいい。
監督も、
映像や音響で遊んでいて、
それもとても面白い。

日本では1991年に「ひなぎく」という邦題で
公開されたみたいです。

2010年4月1日木曜日

Skirting Board



またまた変な写真のアップ。


湿気予防の工事の話には続きがあって、

やっぱり何事も簡単に物事が進まない英国、、、

またここでも、ひともめ。

湿気予防剤は壁を下半分を削って注入、

見積書にはスカーティングボード(幅木)に関して一切触れていなかったため、

スカーティングボードを外さずに工事を行うものと思っていたら、

工事の初日、ビルダー達がスカーティングボードを外し始め、

「え?もとに戻すよね??」と聞くと、

「うん、後で誰かが戻しに来るよ!」と、明るい返事。

しかし、彼らは、外したスカーティングボードを工事現場(わが家)に、

置いていくこともなく、

何事も簡単に物事が進まない英国、いやーな思いを抱えつつ、

さて、どうなる事かなと。

で、数日前、工事を請け負った会社のマネージャーが、

現場チェックに来て、

「スカーティングボード付け直してくれるの???」

と、聞くと、

「それは別料金」と、あっさり。

「付け直すのは私たちで出来ると思うんだけど、

もともと付いていたスカーティングボードは何処にあるの???」

と、聞くと、

「捨てたんじゃない??」と、温かな答え。

で、

交渉した結果、

新しいスカーティングボードをくれました。

こんなに長い木材、

置き場は階段しかない。

ああ、

ほんとうにスウィートホームまで長い道のり。




Posted by Picasa