2010年7月28日水曜日

「Ten Canoes」



オーストラリアの原住民、アボリジニのお話。

オーストラリアの美しい景色と
白黒とカラーを織り交ぜた美しい映像。
コミカルで暖かなナレーションと、
ストーリーの中で
見ることのできるアボリジニの習慣。

映像はシンプルで、
複雑なストーリー展開はないけれど、
(ちょっとしたどんでん返しはあるけど。)
観終わって、
ちょっとした笑いと暖かな気分が残る作品でした。

鉢猫。

 


あら、うちの須磨塩(すまじお)、
植木鉢にテトリス状態!
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2010年7月26日月曜日

「がらくた」



日本へ帰国する度に、
「日本で欲しいモノ」リストが短くなっている。

でも、変わらずに欲しいモノは
本と日本酒。
だから、帰りの荷物は重くなる。


今回の帰国で古本屋さんで購入した作品のなかの1冊。
江国香織さんの「がらくた」。

江国さんの作品って、
かたちを変えて、
どんどん気味悪く、怖くなっていきますね。

でも、わたしは、
なんだかふわふわしていて
お洒落なイメージだった頃より、
今のほうが好き。

読み終わって、
現実の世界に戻ると、

こんな男いたら嫌だよなあ、
奥様これでいいの?
それって犯罪ギリギリじゃないの??

と、
まともに思えたけれど、

読んでいる時は、
汚さを感じさせず、
アリなのかも?と、
思えてしまうところが、
江国さんの作品なんだな、きっと。

「The Girl with the Dragon Tattoo」



7月半ば、
日本へ帰国。
帰国中に梅雨が明けて、
いやあ、日本は暑かった。
英国で普通に生活していて、
あんなに汗をかくことは滅多に無いね。

7年ぶりの日本の夏。

日に焼けたくないのはわかるけど、
帽子被って、
あの暑さの中、長袖とか
不気味な白とか黒の手袋を付けるのやめようよ。

それなのに、
サングラスをかけている人は
ものすごく少ないのよね。
いたとしても、
空港でも室内でもサングラスを外さない若い子。
うーん、
よくわからない。


行き帰りの飛行機の中で観た、
映画やテレビ番組の中で、
印象に残ったのがこのスウェーデンの作品。
「The Girl with the Dragon Tattoo」

英国では(ヨーロッパでは)
この映画の原作もベストセラーになりました。

原作がベストセラーになったこともあり、
映画のほうも人気でしたが、
わたしはあんまり興味が無くて、映画館での鑑賞は見送り。

飛行機内の映画のセレクションがつまらなくて、
この作品を選んで観始めると、、

見ごたえありました。

婦女暴行のシーンは、
あんまりにも過激で、早送りしてしまいましたが。
(映画館じゃなくて良かったのかも。)

しかし、
婦女暴行シーンは観たくないけど、
その復讐シーンは観ても大丈夫、という不思議。

そして、
この映画のヒロイン、リスベスは
複雑だけれどもなんだか魅力的。

続編の「The Girl Who Played with Fire」は
来月、2010年8月下旬から英国では公開、
ハリウッド版のリメイクも公開される予定。(観ないね)

残虐なシーンも多いけれど、
女性寄りな映画と感じたのは、
きっと、私だけではないはず。

2010年7月5日月曜日

「Fish Tank」



昨年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞した
アンドレア アーノルド監督の作品。
ニュースや、相方が毎月買っている映画の雑誌でも
大きく取り上げていて、
観ておこうと思いつつ見逃していて、
今週末、やっとDVDで観る。

こうして英国で暮らしていると、

主人公ミアみたいな子が
ほんとうにいて、
取り巻く環境も、
なんとなく想像できてしまう、と言うか。

言葉遣い、悪いよ。
この映画から英語学んじゃ駄目だよ。とか。

ミアのお母さんに取り巻くような男は、
やっぱり、限りなくアホなんだなあ。とか。

でもね、
どんな環境のもとでも15歳って大変なんだよ。とか。

とか。

ミアの旅立ちで、
映画は終わるけれど、

あの男と旅立って、
あのミアの性格で、
若さで、
幸せは訪れるのかな?
環境が変わる事で、
ミアを取り巻いているモノは変わるのかな?
とか。

いつか、
犯罪に触れてしまうんじゃないかな、
なんて、
観終わって、
映画の中のミアの将来を
勝手に心配してしまいました。

それから、
これから暫く、
カリフォルニアドリームを聴くと、
「恋する惑星」を抜いて、
この映画を思い出してしまいそう。

「Breathless」



昨日、
バースのリトルシアターで
フレンチニューウェーブ作品「Breathless」
(邦題;勝手にしやがれ)が上映されたので観て来ました。
相方も私も、この作品を映画館で観るのは初めて。
やっぱり、映画館はいいね。

わたしはフランス語はほとんどわからないけれど、
相方(英国人=フランス語は必修科目だった)はある程度は
理解でき、読めるので、
大きなスクリーンで観ることで、
幾つかの新たな発見。

主人公が読んでいた新聞にロミオとジュリエットに
関連したことが書いてあったり、
主人公に殺された警察官の名前がティボルトだったり、
新聞の漫画にジュリエットが載っていたり、と。

観終わって、
へえ、そうなのねえ。と。

わたしは、
やっぱりジーン セバーグかわいい。
ベルモンド、素敵。
そればっかり。

相方も私も、
若かりし頃、
この映画のポスターやポストカードを部屋に貼っていた、
と、言うことでちょっとほほえむ。
それから、「ベティーブルー」ね。
もちろん。

2010年7月1日木曜日

フリーギフトに釣られる。

 
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雑誌や本やDVD、CDはできる限り買わないようにしている。
モノが増えすぎるのも嫌だし、
インターネットが普及しているいま、
情報はそこから、いくらでも入手できるし、
本や、CD、DVDは図書館で無料或いは安値で借りることができる。
その中で、ものすごく気に入って、
何度でも再読、鑑賞したいモノだけ購入に踏み切るようにしている。

しかし、
昨日、クライアントの買い物をしていて、
普段は立ち止まることのない雑誌売り場で
Cowshedのボディシャンプーのフリーギフトの付いた
マリクレールを発見。

このCowshed,
お値段は若干高めだけど、
100%ナチュラル素材、
常々、試したいなあ、
相方にクリスマスか
誕生日のプレゼントにお願いしよう、と思っていたところ。

私の住んでいる所から、
地元と言える
Somersetにあるスパからの販売で
(本社はロンドンにあるようですが。)
Cowshedというネーミングはスパの建物が
もと牛小屋だったことに由来しているみたい。

マリクレールは£3,50、
このフリーギフトは買うと£8。

得をすしたのか、
まんまと釣られただけなのか。

せこいな。