2010年8月25日水曜日

BBC The Proms

結婚記念日。

私たちがバースで一番お気に入りの
フレンチビストロは定休日。

その翌日のランチタイムも営業していなくて、
仕事の前の日の夜
出かけるのは億劫。

スウインドンにある日本料理屋さんは、
雰囲気も、料理も評判が良いようで、
行ってみたいけど、
スウインドンか。
(在住の方すみません。)

そうだ、
この時期
毎年、いつかは行こうと言っていたこと、
プロムス。

チケットも、まだ取れるし、
ホテルも予約できるし、
と、

お祝いに
ロイヤルアルバートホールへ行ってきました。

良かったです!
とても、とても良かった!


The BBC Symphony Orchestra's Principal Guest Conductor, David Robertson, makes the first of two appearances this season. Between Mozart's final operatic overture and the most determinedly optimistic of Haydn's 'London' symphonies come two contrasting works by Bartók: the unusually mellow and good-humoured Piano Concerto No. 3, featuring distinguished pianist Richard Goode, and the compact burst of fierce vocal virtuosity in which Bartók retells the Romanian coming-of-age parable of nine young hunters fleeing their roost.

* Mozart The Magic Flute – overture (7 mins)
* Bartók Piano Concerto No. 3 (25 mins)

* interval

* Bartók Cantata profana (19 mins)
* Haydn Symphony No. 102 in B flat major (25 mins)

* Richard Goode piano
* Nicholas Phan tenor
* Ashley Holland baritone

* BBC Singers
* BBC Symphony Chorus
* BBC Symphony Orchestra
* David Robertson conductor

2010年8月18日水曜日

James Brown

 
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結婚記念日のプレゼント、を、
言い訳に
気になっていた版画家 ジェームス ブラウンの
版画を購入。

サイズが普通の(市販)サイズではないので、
フレームはフレーム屋さんで作ってもらう。

この作品は限定作品ではないので、
実は、フレームの方が高かったんだけど。


この作品の
レトロな雰囲気が気に入ったのだけれども、
私はカレッジで、
イラストレーション、版画のコースをとっているので、
技術的には、
私にも出来るな、と。(アイデアは別にして。)

では、
何故この作品を選んだかというと、

そう、相方へのプレゼント。

相方、
よく物を忘れるのです。

仕事で、
家と、オフィスとホテルを行ったりきたりの生活。

携帯電話、充電器、車の鍵は
よく、忘れられる。

で、

先日は、
「一日中(彼の)デスクの横に置いてあった」という
スーツケースをオフィスに忘れて行き、

家に着いて、
車のトランクを開けたときに、
初めて、
スーツケースを忘れてきた事に気がつく、という始末。
(1週間分の汚いパンツどうするのよ!と、怒る。)

少しイヤミを込めた、
結婚記念日のプレゼント。

すまじをの事、父の事。

 
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あら、
すまじを、気持ち良さそう。

この家に引っ越してきて早7ヶ月。
そう、
だから、すまじを がいる生活も7ヶ月目。

猫は家に住むって言うから、
こうして飼い主が変わっても、
しあわせ(そう)なままで、私も嬉しい。

飼い主馬鹿なんだけど、
すまじを は本当にかわいい。

かわいいので、
見つけると、つい、頭をぽんぽんって軽ーくたたいてしまう。

で、
思い出した事。

子供の頃から、
何かにつけて、父が
同じように私の頭をぽんぽんって軽くたたいていたな。

10代の後半ぐらいになると、
それが嫌で
「何で、頭触るのよ!」って怒っていたけれど、
父は、
「いや、頭の形が良いから
 なんだか、たたきたくなっちゃうんだよ。」って言っていた。

短大を卒業して、
すぐに実家を出ているし、
今はこうして日本を離れて暮らしているので、
もう、長いこと、
そんなふうにして、頭をたたいてもらって(?)いないかもしれない。

こうして、
すまじを の頭を愛情表現として(軽く、あくまで軽く)たたいている私。

「頭をぽんぽんっ」ていうのは、
父の私に対する愛情表現だったんだなあ、と
今頃になって気がつく。

そして、
すまじを の頭をぽんぽんっとする度に
父の事を想う。


今年の日本への帰国は、
父の入院、手術、ということもあり、
70歳を過ぎても、
元気に働いていた父だけれども、
ああ、もう若くはないんだなあ、と
しみじみ感じてしまいました。
(今は、もう元気で
 さっそく仕事にも復帰しているそうですが。)

この世界に、同じ時間に、
あと、どれだけの時を一緒に
分かち合うことが出来るだろう。

「娘」として、
できる事は何なんだろう、

と、

思うこの頃。

2010年8月16日月曜日

「Romance & Cigarettes」



さいこー。
とにかく、さいこー。

ミュ、ミュージカル作品?
いきなり俳優が歌って踊りだす??

ミュージカル映画って、
大丈夫ですか~??って思ってしまう事が
しばしば
あるのだけれども、
この作品は、
そういった観客を手玉にとっていると、いうか。

いや、
彼らは大丈夫じゃないんです、って。

コーエンブラザース常連俳優
ジョン・タトゥーロの監督作品。

同じくコーエンブラザーズの常連俳優
スティーヴ・ブシェミも出ているし、

「ロッキーホラー」 スーザン サランドン
もケイト ウィンズレットも、
Aクラス俳優なのに、
こういった作品でも
馴染みきってしまっているところが
すごいな、と。

ちなみに、
家族愛のお話。

Engelbert Humperdinck の
"A Man Without Love"
が、頭から離れない。

「羅生門」



昨晩、
バースのシネマに
黒澤明監督の「羅生門」を観にいく。

あれ?

話がぜんぜん違う。
と、
思ったら、
メインの部分は
芥川龍之介の他の作品、
「藪の中」だったのね。
知りませんでした。

高校の時の
校長先生(だったか?)が、
しばしば言っていたのだけれども、
 天知る
 地知る
 人知る
 我知る
(確か。)


「嘘」ではないのかもしれない。

でも、

当事者は、
自分の都合の良い部分だけ覚えていたり、
都合の良いように解釈したり、話しをしたり。

気を付けないとな、と思う。

特に、
こういったインターネットの中とか。


黒澤監督は妻の役に最初、
原節子さんの起用を考えていたそうなのですが、
白馬に乗っている姿は似合いそうだけれども、、、、


「東京物語」や「晩春」の原節子さんの
イメージが壊れなくて良かった、
と、
胸をなでおろす。

TOEICを受ける。

先週、2年半ぶりくらいに、
TOEICを受ける。

前回のスコアの期限が切れてしまった、
と、いうのと、
カレッジが夏休み中の間に受けておこう、
と、いうことで、
日本から帰国後、
すぐに申し込み。

別に、TOEICのスコアって英国では
さほど重要ではないのだけれども、
まあ、気軽に受けられるし、
日本へ急に帰って仕事探しをしなくてはならない!!
って時に、ちょっと役立つかも。と。
(あまりなさそうな確率。)


本業だった学生の頃は、
テストってどちらかというと苦痛だったのに、

学生でなくなってからは、
テストの日までの
ちょっと窮屈な感じと、
終わってからの開放感!
ああ、この開放感がたまらない。

この開放感のために、
さあ、次は何のテストを受けようかな。


なんだかんだとロンドンへ足を運んでいるのですが、
先月は日本へ帰国もあり、
ロンドンへは行けず、
2ヶ月ぶりのロンドンは
すっかり、秋物中心になっていました。

2010年8月10日火曜日

夏は何処へ。

ここ最近、
英国は雨だったり、
曇りだったり。

朝の寒さは、もう秋を感じます。

私は、
夏の大ファンではないので、
だから、こうして日本の暑い夏から逃避して
イングランドで暮らしていることもあり、
別に構わないのだけれども。

ただ、
日本帰国の時に購入した
「目指せジーン セバーグ」サブリナ パンツ
と、
それに合わせるように英国で買ったサンダル

身に付けられる機会が無い。
(サブリナ パンツ + フラットパンプスで
 ジーン セバークになれるのだけれども、
 背が低い+足が短い+足が太い+幅の広い足もとの私には、
 不似合いなので、サンダルで代用。)

猛暑が続いている日本では大活躍しそうだけれども。

来年の夏まで待つことになるのかな。

2010年8月9日月曜日

「Funny Games」



相方が借りていたので、
ちょっこと拝見。
Michael Haneke監督のセルフリメイク、
アメリカ版。

ファニーゲームス、、、

鑑賞する前に、
先に観ていた相方に、
どういった意味のファニーなのよ?
と、聞くと、
「まったくファニーじゃない」と。

それって、
リプリーとかケープフィアとかみたいに、
心理的、肉体的にも追い込まれていくような??

「うん、そんなところ。」

げ。
あんまり観たくないかも。

もう少し若いかった頃は、
暴力もの、殺人もの、
平気で見られたのに、
今はほんとう駄目。

特に子供、女性虐待、強姦ものは
駄目と言うか、
頭にくる。許せない。
観終わって、ほんとうに腹が立つ。


相方からの予備知識があったので、
だから、この作品は、
ほかの事をしながら、集中しないで観てみました。
(でも、鑑賞せずに送り返すのはもったいない、
 と、いうせこさ。)

冒頭から、不思議な雰囲気が漂いますね。
綺麗な映像と、音楽と、静寂。

そして、
残虐な行為そのものを映像にするよりも、
返り血を浴びたテレビなど、
心に染み込ませる映像、、、、。

被害者が、反撃することも、
復讐することもなく、
加害者が犯罪を繰り返す、、、。

後味が最高に悪い作品。

オリジナル版を観たいけれど、
やっぱり、いいや。
観なくていい。


だけれども、

映画では、
被害者が反撃して、
めでたしめでたしで終わる作品が多いけれど、
そうだな、
現実は、
こうして、
被害者が屈辱的な思いをして、
事件が起こるんだ、
と、
思いました。


ここ数週間、
英国と日本で起きた、
幼児、子供の虐待事件。

被害者となってしまった子供たちの事を、
事件に至るまでの過程を思うと、
ほんとうにほんとうに、悲しいし、
やりきれない思いになります。

英国のシステムにもたくさん問題はあるけれど、
日本の子供を守るシステムは、
まだまだ改良すべき点がたくさんあるように思う。

政治家同士の
足の引っ張りあいばかりしていないで、

幼児、子供を虐待から守るシステムを、
そして、
一番重要なのは、
虐待する親、大人を作り上げない社会を築き上げるには
どうすればいいのか、
法律を制定するだけではなく、
国でも対策を挙げてほしいと思う。

2010年8月5日木曜日

かぎしっぽ 2

英国でかぎ尻尾の猫を見たことが無い、
と、
書いた翌日、
しっぽの短い猫に遭遇。

クライアントの家に住み着いている野良猫で、
「これ、生まれながらに短いのかなあ??」
と、聞くと、
「犬か何かに襲われたみたい」との事。

ちょっこと、
尻尾を拝見させていただくと、
尻尾の骨が太い部分で切れており、
「さきっちょ」と思える部分が無くて、
やっぱり、
何らかの事故により、
短いしっぽの持ち主になってしまったみたい。

英国かぎしっぽ猫、いるのかな?
逢える日を楽しみに待つ。

Vacuum cleaner を買い換える。

相方が20年近く前に、
セカンドハンド(いや、サードかも。)で
購入した掃除機。

まだ、使えるし、
少し前に替えようの袋も買ったばかりだし、
もう少し、使ってあげようと思っていたけれど。


あまりにも、うるさい。

お隣は、
1階の一室を仕事のオフィスにしていて、
この音はうるさすぎる。
きっと近所迷惑。

し、
使えるけれど、
きちんと吸えているのか疑問。
(相方は喘息持ち出し、
 わたしは、埃アレルギー、
 猫もいるし。)

クライアントの家で、
沢山見て、使っている掃除機。
なので、
掃除機に関しては知っているわよ!
と、

アップライトは重いし、
背が低い私には持ち運びが不便なので却下。

英国ブランド、
ダイソンは、とにかく重すぎ。
小さいものでも重すぎ。
値段が高い割りに、
デザインもわたしのなかではイマイチ。

ヘンリーシリーズは、かわいいけれど、
これも、おも、重すぎ。
それに、袋が必要。

袋使用の物は、
袋探すのも買うのもめんどうなので却下。
余計な資源だと思うし。

韓国製のサムソンは
良いのだけれども、
クライアントが持っていて、
壊れたときに、
「部品が韓国からくるので3ヶ月待って。」
と、メーカーから言われたそうなので、
却下。
(これは日本製でも言える事なのかな?
 まあ、3ヶ月も客を待たせないだろうけど。)

軽さで、エレクトローを選んだら、
相方が不服。
コードが短いし、容量が小さいからだって。
(掃除はだいたいわたしの仕事でしょうに。)

ドイツ製のMieleは、
デザイン良し、
機能、保障良し、
しかし、袋が必要。
泣く泣く却下。


で、結局選んだのが、
英国のメーカー、ヴァックス。
アルゴスで半額で£70になっていたので購入。

シルバーと赤ですごい色使いとデザインだけれども。

さっそく、使ってみると、、、、

すごい!
凄い吸引力!

いったい、どれだけ
埃だらけの家で私たちは暮らしていたの!

やっぱり、
古い方の掃除機、きちんと役目を果たしていなかったのかも。

2010年8月4日水曜日

Ironing board

 
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相方がずーっと使っていたアイロンボード。
ちょっと時代遅れの花柄で、ところどころ変色。
見るからに、キタナイ。

ので、

常々、
アイロンかけが楽しくなるような、
アイロンカバーか、アイロンボードそのものを探していましたが、
なかなか見つからず。

あんまり、
かわいすぎるものは好きではないし、
原色ものも厭だし、
モダンすぎる柄には首を傾げてしまうし、
耐熱用のただのシルバーではつまらないし。

で、
ああ、自分で作れば良いのだ、と。

早速、布を探し始めて、
1メートル£20(2700円くらい)の素敵な布を発見。
高いけれど、
高いけれど、
アイロン台には高すぎるけれど、
あまりも何かを作れるし、
えーい、買ってしまえと思った矢先に、
その布の端切れを見つけ購入。£3。

ミシンを持っていないので、手縫い。

で、出来上がり。

アイロンボードの古びた感じと布がマッチして、
良い感じ。

今流行のシャビーシックよ。

2010年8月3日火曜日

「Back Beat」



ジョン レノンの若かりし頃の伝記映画
「Nowhere Boy」を昨年観て、
その続き(?)を観ようと予約していた
「Back Beat」が届く。

私も、相方もだいぶ前に
1度鑑賞している作品なので、
復習というかんじ。

でも、
私にとっては、
1度目の鑑賞から、
居を英国に移し、
日本語の字幕なしで英語の作品を観られるようになって、
リバプールも、ドイツも旅行して、

リバプールアクセントや、
ドイツ語アクセントの英語、
リバプールの景色に、そうそうと
相槌をうったり、
と、
1度目の鑑賞よりも、
ずっと楽しめました。
(楽しいだけの内容じゃないけど。)

良くできた作品だと思うんだけど、
ポール マッカートニーは
この作品に対して不服だったみたい。

まあ、現実にその場にいたのだから、
「ちがうー!!!」と、言いたくなると思うけれど。

メンバーの中で長生きして、
映画やテレビ番組、伝記本に
「ちがうー!!」って叫びたいこと沢山あるんだろうな、ポール。

2010年8月2日月曜日

「Gainsbourg」



週末に観た映画。

セルジュ ゲンズブールの伝記的な作品。

わたしは、高校生の時に
(今はなき、「オリーブ」読者。)
彼よりも
娘のシャルロットの方を先に知ったので、
「シャルロットのお父さんの」セルジュになってしまうのですが、、。

ここ数年、
ミュージシャンの伝記的な作品が多くて、
その流れに乗って、
フランスと言えば、セルジュでしょう、と
いう感じで作られたのかな、と思ったり。
(嫌な観客。)

個人的には、
幼少期の前半部分は楽しめたけれど、
後半部分、彼の人生で
大きな大きな部分だけを取り上げていて、
63年の人生を2時間の映画に託すのは無理があるんじゃないかなあ
と、いう感じでした。

「Control」のIan Curtisの人生は
23年だし、
「Nowhere Boy」のJohn Lennonは
美術学校へ入学するまでの期間の、
実の母親と、叔母との関係に焦点を絞っているし、
「Sex & Drugs & Rock & Roll」のIan Duryは、
主に息子との関係に絞っているし。

確かに、彼の人生には
盛りだくさんに女性が登場するけれどね。

それから、
全編を通して、たばこの臭いが漂ってきそうな感じ。
そこは、よく、セルジュを表しているのかな、と。

かぎしっぽ。

英国へ来て、
そういえば見ないモノと、いえば
かぎしっぽの猫。

猫が好きなので、
猫を見つけると、吸いつけられるように
猫と遊んでしまうので、
たくさんの猫を見てきたけれど、
そういえば、お目にかかっていないのが、
かぎしっぽ。

日本で、
4匹の猫を飼ったことがあるけれど、
みな、かぎしっぽ。
日本の街中で出会う猫がかぎしっぽの確率は
ものすごく高いと思う。

で、
猫好きの同僚(彼女も猫に吸いつけられる)に、
英国に普通にしっぽが曲がった猫は存在するの?
と聞いたら、
「見たことがない」と。

英国で、尻尾が短いあるいは無い猫といえば、
マンクスキャット、マン島に生息する猫で、
本土で普通にいるとは思わないし。

マンクスキャットのように、
尻尾の短い猫がジャパニーズボブテイルとして
日本にも存在しており、
それが、交配して、交配して、交配され続けている結果が、
日本にかぎ尻尾が多いのかもしれない。

でも、日本の猫のかぎしっぽや、しっぽの変形のメカニズムは
まだ、はっきりわかっていないようです。


須磨塩は、
私が、英国で出会う猫たちと同様に
長くて、まっすぐな尻尾の持ち主。

英国でかぎしっぽの猫に出会えることを楽しみに待つ。