2008年5月15日木曜日

「Could you speak English please?」

渡英直後は、経験のため、恐いもの見たさ(?)のため、地元の英国人の美容師に切ってもらっていましたが、行くたびにしばらく落ち込むはめになるので、「経験」は十分したし、最近はロンドンの日本人美容師に切ってもらうことにしている。そして今日、来週末に友人の結婚式に招待されているので、その前に髪を切りにいこうと、ここ半年ぐらい利用させていただいているロンドンの美容院に電話をかけたら、あいにくわたしの都合の良い日は定休日、、さてどうしようと、検索し、いくつかの美容院に電話をかけていたときの出来事。

ある美容院へかけたら、
「May I help you?」これは、日本人経営でも、よくあること。で、
「あの、、予約をしたいのですが、、」
で、その答えは、
「Could you speak English please.」
「、、、、」(予想外の答えに、ちょっと戸惑う)
彼女のアクセントは、日本人のアクセントに聞こえるけれど、もしかしたら、中国人とか、韓国人とか外国人の従業員なのかなーと思って、そのまま英語で予約。
で、説明を聞いている中で、どうしても彼女が何を言っているのか理解できず、
「Sorry?What did you say??」を繰り返していると、彼女は、いきなり「(あなたは)日本人ですよね?」(間違いなく日本人の日本語)と、聞いてきた。
「はい」と答え、日本語で説明をするのかなー?と思ったら、そのまんま、英語で説明されてしまった。彼女の言っている事は、分からないままで、なんだか、もうどうでもよくなって、
結局、他の美容院で予約を取る事にしてしまった。

そして、なんだか釈然としない思いだけが残った。

言語とは、コミュニケーションを図る手段、自分の意志を伝える手段である。わたしが、ある程度話せ、理解できるのは、母語の日本語と英語しかないけれど、会話の相手や状況によって、言語や使いまわしを変えるのは、当たり前の事であると思う。例えば、英国人(あるいは英語を話す外国人)の同僚の前で、英語を解す日本人の同僚と日本語で話すのは、良いマナーとは言えないと思う。英語を話せるポーランド人の同僚が、目の前でポーランド人の同僚とポーランド語で話していたりすると、なーに話しているんだろう、と不思議に思う。日本人の友人だけで、パブで会う時は、周りに英国人がいようと、日本語を使うのが自然であると思う。

電話の彼女について、その美容院の方針なのかなー?とか、まわりに、たくさん英国人、あるいは英語を解す外国人がいたのかなー?とか、考えてみたけれど、ロンドンの日本人向けの発行紙に広告出しているんだから、日本人の客が来るのも、当たり前で、「Could you speak English please?」は、ビジネスとして、どうなのかなー?と思う。

2008年5月14日水曜日

The Mighty Boosh

BBC3 の人気コメディ、マイティーブーシュ。相方Jが、昨年、1エピソードを観てから、DVDを購入、なんかくだらないもんをよく観ているなあーと思っていたら、Jが今年秋の彼らのライブツアーのチケットを購入、じゃあ、下見をしておこう、と観たところ、た、楽しいー、さいこー、すっかりはまってしまいました。ジャズマニアのハワードと、パンク、エレクトロなヴィンスを中心に、シリーズ1では、動物園を舞台(?)に、シリーズ2ではロンドンのフラットを、シリーズ3ではシャーマン、ナブーのブッティック (その名もナブーティック)を舞台に、時空を超えた(???)コメディです。シャーマンのナブー、ゴリラのボロをはじめ、変なものが沢山でてきます。エキストラは、ジュリアン(ハワード)とノエル(ヴィンス)の友人や家族だったりもして(ちなみにナブーは、ノエルの弟)、そういうところからも、現場の楽しい雰囲気が伝わってきます。

BBCのマイティブーシュのページ
http://www.bbc.co.uk/comedy/mightyboosh/

マイティブーシュのオフィシャルページ
http://themightybooshsite.trinitystreetdirect.com/splash.aspx

2008年5月8日木曜日

Lars and the real girl

ちょっと前の事だけれども、バースの小さなシネマ、その名もリトルシアターで、「Lars and the real girl」を観る。優しいけれど、こころを閉ざしたラ-ズに美しいガールフレンド、ビアンカができた事で、世界が明るくなる。しかし、そのガールフレンドはダッチワイフ ・・・。それを知らないのは、町中でラ-ズだけで、彼の家族も、町中の人も、ラ-ズを支えるため、ビアンカをラ-ズのガールフレンドとして -人として- 接しはじめる・・・というアメリカの小さな町のお話。
ビアンカが登場してからは笑いっぱなしでした。アカデミー賞では、脚本賞にノミネート、日本では2008年渋谷シネクイントで公開予定だそうです。

予告を観たい方はこちら。

www.larsandtherealgirl-themovie.com

2008年5月7日水曜日

「号泣する準備はできていた」

ジェーンオースティン「ノーザンガー寺院」を読んでいるはずですが、ちょっと寄り道をして、仕事の空き時間に日本語の短編集、江国香織さんの「号泣する準備はできていた」を読む。日本語の本に飢えて、ロンドンへ行った時に思わず買ってしまうのが(高いけど。400円の文庫本が£5=1000円以上!!!)、何故か江国香織さんの作品の事が多い。江国さんの作品は特別に大好き、と言うわけではないけれど、かるく読めるし、おおはずれっ!って事は無いので、まあ£5を無駄にする事はないかな~という思いからかもしれない。でも、この「号泣する準備はできていた」は、とても良かった。私には大当たりっ!で、ひととおり読み終えて、もう一度、気に入った短編から読み直しました。江国さんの大好きな友人は、「(江国さんの作品の)ほんわかしたところが好き」と言っていましたが、わたしは、むしろ、その「ほんわか具合」が少し苦手でした。でもこの作品は、江国さんのほんわかさを残しながらも、解説で光野桃さんが書いているように、「肉食」で、煮込まれた肉を手掴みで食べる、指の先までしっかりと舐める、口の周りがべたべたしても構わない、本当にそんな作品でした。どの短編も良いけれど、一番好きなのは「じゃこじゃこのビスケット」。わたしも出鱈目ばかり信じる17歳だったわ~。

2008年5月6日火曜日

May day holiday

昨日、月曜日はバンクホリデー、休日でした。相方Jと映画を観にいこうかー、とか、何処かに行こうかーなどなどのんびり話しているうちに、午後になってしまい、結局、ピザを作りました!手作りピザ。オレンジページ「基本のイタリアン」とJが見つけたイタリアンピサの作り方のウェブサイトを参考にして。今までにパンを作った事もないので、とにかく楽しかった!
出来上がりは、、、レシピに従ったけれど、ちょっと焼き時間が長かったかな~。生地が少しかたかった。

2008年5月1日木曜日

The Jane Austen ***

先日、観のがしたなーと思っていた「The Jane Austen Book Club」をDVDで観る。なかなか洒落た作品でしたが、オースティンのそれぞれの作品を読んでいたら、もっと楽しめたかな? 日本では4月12日から渋谷のBunkamuraで公開されているようです。で、私は今までに、英語ビギナー用の「Pride and Prejudice(高慢と偏見)」しか読んだ事がないので、早速古本屋さんへ。「Northanger Abby (ノーサンガー寺院)」を購入しました。1ヶ月1冊のペースで読めるかなー??まだまだまだ英語の作品には時間がかかるのです。

そして、そういえばバースにはジェーンオースティンセンターがあるなあ、昨年、映画「Becoming Jane」(2008年日本公開予定)を観て、行ってみようと思いつつ行っていないなあ、と、本日行ってきました。どうやら「Northanger Abby」「Persuasion」はバースについて書かれているようです。作品の中でふれている場所、オースティンが住んでいた場所をめぐる
ウォーキングツアーがあるようなので、この2冊を読み終えたら参加してみよう、と考えております。